第 4317 回

「買収ファイナンス」徹底解説講座<応用編>

会場受講LIVE配信動画配信
2020年9月3日(木) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 2 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

掘越 秀郎
西村あさひ法律事務所
パートナー 弁護士
鶴岡 勇誠
西村あさひ法律事務所
弁護士

講演趣旨

 企業買収のための資金供与である「買収ファイナンス」では、ローン契約を中心に一定の標準的な実務が確立されており、それらを前提として、各案件固有の事情等を織り込みながら、関係者における交渉が進められます。他方、近時は、関与者・事案・買収スキームなどの多様化が進んでおり、標準的な実務に留まらない発展的な検討が必要になる局面も少なくありません。
 そこで、本セミナーでは、各種大型の企業買収案件に関与するなど、買収ファイナンスに通じた二人の講師が『「買収ファイナンス」徹底解説講座』と題し、基礎編と応用編の2回に分けて講演します。①基礎編では、買収ファイナンスの基礎を固めたい方を対象に、買収ファイナンスのスキーム・リスク分析、ローン契約の内容や担保・保証の範囲等に係る実務上の交渉ポイントや許容し得る「着地点の振れ幅」、セカンダリー取引等を説明します。②応用編では、上述した多様化を受けて近時生じている論点について広くとりあげ、類似論点をご検討される際の一定の指針をご提供します。あわせて、新型コロナウイルス感染症の蔓延による買収ファイナンスへの影響についてもご説明します。
 なお、本セミナーは、基礎編、応用編どちらかのみの参加も可能です。奮ってご応募ください。
第 4316 回 2020年9月3日(木) 「買収ファイナンス」徹底解説講座<基礎編>

「基礎編 ~実務上の交渉ポイント・留意点を中心に」
第 4317 回 2020年9月3日(木) 「買収ファイナンス」徹底解説講座<応用編>

「応用編 ~各種多様化により生じている近時の論点」

補足案内

●社内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。

講演項目

1. 資金調達スキームの多様化
(1) メザニンファイナンス手法の多様化
(2) 合同会社利用スキーム
(3) コーポレートとノンリコースのハイブリッド
(4) 共同投資家が存する場合の交渉ポイント
(5) 信託利用型スキーム(多様な資金供与者の参加・その関係のシンプル化)
2. ローン契約内容の多様化
(1) 将来用途のための各種ファシリティ
(2) ビッド対応とCertain Funds
3. 公開買付案件の多様化に応じた買収ファイナンス
(1) 多様化した公開買付案件
(2) ローン契約上の留意点
(3) その他各種論点
4.買収対象の多様化
(1) IFRS採用等の会計基準の影響
(2) 海外担保・保証に関する留意点
5. 新型コロナウイルス感染症の蔓延による影響
(1) MAC条項
(2) 運転資金の調達に関する問題
(3)その他各種論点

講師紹介

掘越 秀郎 (ほりこし ひでお) 氏
 取扱分野は、ストラクチャード・ファイナンス、買収ファイナンス、シンジケートローン等の国内外のファイナンス取引、バンキング、企業買収及び一般企業法務。特に、買収ファイナンスの経験が豊富であり、複雑かつ先進的なストラクチャーを伴う案件にも数多く関与。1996年一橋大学法学部卒業、1998年4月弁護士登録、第二東京弁護士会所属、ニューヨーク州弁護士。2005年8月から2007年3月まで金融機関に出向。
鶴岡 勇誠 (つるおか たけのぶ) 氏
 取扱分野は、買収ファイナンス、証券化・信託取引、LIBOR廃止対応、ESG融資、BISファイナンス、これらに関連するレギュレーション対応等。2003年東京大学法学部卒業、2006年10月弁護士登録、2018年9月から2019年8月まで金融機関のシンガポール支店に出向。近時のセミナーとして、JSLA(日本ローン債権市場協会)・西村あさひ法律事務所共催による「新型コロナウィルス感染拡大に起因する融資取引上の問題点」において、買収ファイナンスのスピーカーを担当。