第 4320 回

決済・仲介法制に関する改正法案の詳細解説と実務上の留意点

会場受講動画配信
2020年9月7日(月) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

滝 琢磨
TMI総合法律事務所
パートナー 弁護士
白澤 光音
TMI総合法律事務所
弁護士

講演趣旨

 本年6月5日に、多彩な金融商品の仲介を可能とする新たなライセンスである「金融サービス仲介業者」の創出や、資金決済法の資金移動業者につき、取り扱う送金額に応じて第一種から第三種までの種別を設けるという制度改正等を内容とする、「金融サービスの利用者の利便の向上及び保護を図るための金融商品の販売等に関する法律等の一部を改正する法律」が国会で成立しました。
 本セミナーでは、金融庁での勤務経験を有する二人の講師が、改正法の内容を詳述します。また、当該制度改正により予想される各方面への影響や、新規ビジネスの創出可能性、許認可の取得に係る実務対応並びに今後のタイムライン等についても分かりやすく解説します。

補足案内

●動画配信は、開催当日、ご都合により会場にお越しになれない方にご提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。

講演項目

1.法案の全体像と施行スケジュール
(1) 法案の全体像と施行日
(2) 想定されるタイムライン
2.金融サービス仲介法制に係る制度見直しの背景
(1) 代表的な仲介業の類型
(2) 許認可取得にかかるスケジュール
(3) 所属金融機関制度
(4) 現行法制上の仲介業者の問題点
3.金融サービス仲介法制に係る法改正の最新動向と対応ポイント
(1) 仲介法制の改正の概要
(2) 業務範囲・取扱可能商品
(3) 代理と媒介の差異
(4) 参入規制・兼業規制
(5) 行為規制
(6) 協会・ADR等
(7) 実務上の留意点
4.資金決済法制に係る制度見直しの背景
(1) 改正の背景 為替取引の上限規制
(2) 改正の背景及び概要 利用者資産の保全規制
5.資金決済法制に係る法改正の最新動向と対応ポイント
(1) 改正の具体的内容
(2) 送金額に応じた規制:第一種資金移動業
(3) 送金額に応じた規制:第二種資金移動業
(4) 送金額に応じた規制:第三種資金移動業
(5) 収納代行の為替取引該当性
(6) ビジネス上の対応(決済法制関連)

講師紹介

滝 琢磨 (たき たくま) 氏
 2002年中央大学法学部卒業、07年弁護士登録、10年~13年金融庁総務企画局(当時)市場課勤務、16年TMI総合法律事務所パートナー就任 金融庁での勤務経験を踏まえ金融レギュレーション業務を全般的に取り扱うほか、ファイナンス取引(不動産証券化、REIT、インフラファンド等)、M&A、インサイダー取引、民法改正等に幅広く対応。 
白澤 光音 (しらさわ みつね) 氏
 2012年東京大学法科大学院修了、13年弁護士登録、15年~17年金融庁総務企画局(当時)市場課勤務 金融庁への出向経験を活かし、複数の資金移動業者、前払式支払手段発行者、仮想通貨交換業者といった決済関連事業者や、証券会社、クラウドファンディング業者及び金融商品仲介業者といったフィンテック関連企業の案件を担当。