第 4356 回

コンセッション事業のリスク分担に関する実務上のポイント

会場受講LIVE配信動画配信
2020年10月19日(月) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

末廣 裕亮
森・濱田松本法律事務所
パートナー 弁護士

講演趣旨

 コンセッション方式のPFI事業(公共施設等運営事業)については、先行事例である空港に加え、上下水道、道路、MICE施設・文教施設など、対象となるインフラの種類も拡大し、実績が積み上がっています。
 コンセッション事業を具体的に検討するにあたっては、事業から生じるリスクについて官民でどのように管理・分担するかがポイントとなります。実例が増える中、インフラの種類に応じたリスク分析、具体的な契約内容やプロジェクトファイナンス等を念頭においた議論の重要性が認識されています。
 そこで本セミナーでは、コンセッション方式のPFI事業におけるリスク分担について、同方式の特徴やプロジェクトファイナンスによる資金提供者の利害関係にも留意しつつ、実務上のポイントを解説します。併せて、最新の法改正や実務動向も紹介します。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合により会場にお越しになれない方にご提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。

講演項目

1.コンセッション事業とリスク分担
(1)コンセッション方式のPFI事業
(2)近時の法改正と実務動向
2.リスク分担の基本的視点
(1)リスク分担の基本原則
(2)コンセッション事業とプロジェクトファイナンス
(3)インフラの種類ごとの特徴
(a)空港
(b)上下水道
(c)文教施設・MICE施設
3.個別リスクに応じたリスク分担のポイント
(1)需要リスク
(2)既存施設の瑕疵リスク(デューデリジェンス・情報に関するリスクを含む)
(3)不可抗力リスク
(4)法令変更リスク
4.リスク分担に関する契約上の調整メカニズム
(1)利用料金の設定・変更
(2)補償
(3)契約期間・終了時の規律
5.新型コロナウイルス感染症とリスク分担
6.質疑応答

講師紹介

末廣 裕亮 (すえひろ ゆうすけ) 氏
 プロジェクトファイナンス、LBOファイナンス等を始めとするファイナンスを主要な取扱分野とし、発電所プロジェクト・PFI/PPPなどにおいて、レンダー側・スポンサー側を問わず多くの案件に関与してきた。The Legal 500のNext Generation Lawyer (Projects & Energy、Banking and finance)、asialaw PROFILESのAsialaw Leading Lawyers 2020(Banking & Finance)、The 11th Edition of The Best Lawyers (Banking and finance)を受賞。
<関連論文>
 『インフラ投資』(日経BP、共著)、「コンセッション方式を利用したPFI事業におけるリスク分担について」(NBL1054号、1056号)、『The Public-Private Partnership Law Review – Edition 3』(Law Business Research 2017年、共著)等多数