第 4396 回

デジタルヘルス技術の飛躍的発展とヘルスケア市場への波及効果
-コロナ禍で促進されるデジタルヘルス導入への動き-

会場受講LIVE配信動画配信
2020年11月13日(金) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

岸本 純子
株式会社NTTデータ経営研究所
社会基盤事業本部 ライフ・バリュー・クリエイション
マネージャー

講演趣旨

 デジタルヘルスは、情報通信技術(ICT)やその他の先端技術を活用し、個人へのヘルスケアサービスの提供効率を高め、更により個別化するものです。高齢化が進む現代社会において、需要は今後一層高まると注目されています。
 デジタルヘルスというと、モバイルを活用した個人の健康や疾病を管理するサービスのイメージがありますが、広義に捉えると医療機関のデジタル化(EMR等)、医療機関間の連携(EHR等)、医療機関と患者の連携(Telehealth等)や医療分野のDXなども含まれます。特に、昨今のwithコロナ時代における非対面の優位性が再認識され、“Telehealth”が世界中で積極的に採用され始めています。海外の市場調査会社のレポートでも、北米を中心にここ5年以内にTelehealth市場は急激に拡大すると予測しています。
 本講演では、ICTやその他の先端技術(AI、VR/AR、5G等)を活用したデジタルヘルスのサービス事例や海外動向等を紹介しながら、デジタルヘルスのビジネスモデルや先端技術の特徴並びにヘルスケアデータ利活用等についてわかりやすく解説します。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合により会場にお越しになれない方にご提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。

講演項目

1. デジタルヘルス市場のトレンド
(1)デジタルヘルスとは
(2)グローバルにおけるデジタルヘルス市場トレンド
(3)日本におけるデジタルヘルス市場トレンド
(4)注目のテクノロジーキーワード
(5)withコロナ時代の新しいデジタルヘルスモデル
2. TeleHealthの現状とこれから
(1)TeleHealthの概況
(2)医師対患者の遠隔医療
-コロナ禍で注目、オンライン診療のこれまでと今後-
(3)医師対医師の遠隔医療
3. ヘルスケアAIの現状とこれから
(1)ヘルスケアAIの開発動向(画像診断支援、診断・治療支援、疾病予測、業務効率化など)
(2)ヘルスケアAIの現場での普及に向けた展望と課題
(3)諸外国のヘルスケアAIの開発動向(米国、中国、欧州など)
4. その他の先端技術の活用した注目のデジタルヘルス
(1)VR/ARを活用したデジタルヘルス
(2)5G/ローカル5G、4K/8Kの活用
(3)ヘルスケアデータ利活用に向けた動向
5. デジタルヘルス市場の今後の展望
(1)今後の展望のまとめ(ヘルスケア関連業界、異業種からの参入やスタートアップ企業等の動向分析から)
(2)これからのデジタルヘルスのビジネスモデルと課題

講師紹介

岸本 純子 (きしもと じゅんこ) 氏
 国立系研究機関、大手ITベンダーを経て2012年より現職。アジアに向けたヘルスケアICTの展開、病院情報システム、地域医療連携システム、遠隔医療、防災情報システム、多言語音声翻訳等に関するコンサルティングやマーケット調査・分析を実施。特に先端技術を活用したサービスに係るコンサルティングを得意としている。また、先進国におけるヘルスケアICT(EHR、PHR、AI等)の海外動向についても精通している。専門は画像工学。博士(工学)。