第 4384 回

発電事業のセカンダリー取引
~発電事業の取得・売却・ファンド組成・インフラファンド出口戦略まで~

会場受講LIVE配信動画配信
2020年11月25日(水) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

越元 瑞樹
TMI総合法律事務所
パートナー 弁護士
木村 勝利
TMI総合法律事務所
弁護士

講演趣旨

 再生可能エネルギーに基づく発電事業を譲渡するいわゆるセカンダリー取引及び発電事業のファンド化が現在多く行われております。一方で、近時、エネルギー供給強靭化法が成立するなど、再生可能エネルギーに基づく発電事業を取り巻く環境は日々変化しております。そのため、発電事業者や投資家は、発電事業の取得及び売却に当たり、その動向や変化をよく把握する必要があります。
 本講演では、再エネ発電事業に精通した二人の講師が、こうした法改正等の動向を踏まえつつ、再生可能エネルギーに基づく発電事業を投資対象とするセカンダリー取引及びファンド組成のポイントや、上場インフラファンドへの出口を想定したセカンダリー取引について分かりやすく解説します。

補足案内

●本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合により会場にお越しになれない方にご提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。

講演項目

1.発電事業のセカンダリー取引の各形態
1)事業譲渡
2)株式/社員持分譲渡
3)会社分割
4)匿名組合 出資持分等の投資持分譲渡
5)各取引の特色・メリット・ディメリット
6)上場インフラファンドの概要及び上場インフラファンドによる発電事業資産取得
2.発電事業のファンドストラクチャリング
1)ファンド及び投資の形態
2)GK・TKスキーム
3)劣後ローンスキーム
4)信託スキーム
5)その他関連するスキーム
3.法改正の動向
1)エネルギー供給強靭化法の成立と今後の発電事業の実務
2)その他の最近の動向
4.発電事業のセカンダリー取引に当たっての留意点
1)セカンダリー取引における法務デューディリジェンスの視点
2)セカンダリー取引における必要手続・スケジューリング等
3)出口戦略について(上場インフラファンドへの売却を含む。)
4)その他取引上の留意点について
5.発電事業のセカンダリー取引に当たっての各種契約の注意点
1)事業譲渡契約・株式/持分譲渡契約等の譲渡関連契約
2)ファイナンス関連契約
3)その他留意を要する契約

講師紹介

越元 瑞樹 (こしもと みずき) 氏
 1997年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、2005年司法修習(58期)を経て弁護士登録(第二東京弁護士会)、外資系法律事務所に入所、2010年New York University School of Law卒業、2010年外資系法律事務所のニューヨーク事務所勤務、2011年ニューヨーク州弁護士登録、2013年から2015年まで大手金融機関のストラクチャードファイナンス部に勤務、2015年よりTMI総合法律事務所勤務、主にプロジェクトファイナンス、船舶ファイナンス、外国籍ファンド投資取引等を取り扱う。2019年・2020年版 Legal500 Asia-PacificにおいてBanking and Finance部門でNext Generation Lawyerに選出。講演として「インバウンド・プロジェクトファイナンスの法務」「民法改正がプロジェクトファイナンスに与える影響」「海外プロジェクトファイナンスのビジネスと法務ー電力事業を中心として」「船舶・コンテナファイナンスの法務と実務」「インドネシア進出企業が知っておくべき法と実務」他。
木村 勝利 (きむら かつとし) 氏
 2012年一橋大学法学部卒業、2014年一橋大学法科大学院修了、2015年12月司法修習(68期)を経て弁護士登録(第二東京弁護士会)、2016年1月TMI総合法律事務所に入所、主にプロジェクトファイナンス、船舶ファイナンス、不動産ファイナンスを中心にファイナンス案件全般を取り扱う。第二東京弁護士会所属。