第 4412 回

Withコロナにおける投資先・融資先・取引先の破綻リスクへの対応策と債権保全・契約実務

会場受講LIVE配信動画配信
2020年12月15日(火) 13:30~15:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 2 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

石田 渉
森・濱田松本法律事務所
弁護士・ニューヨーク州弁護士

講演趣旨

 新型コロナウイルスによる事業環境の激変により多くの企業の業績が悪化し、事業構造の抜本的見直しを迫られています。それに伴い、そのような企業への対応を、投資家・株主、金融機関、取引先も求められます。投資家・株主、金融機関は、投資先のリストラクチャリング・事業再生プロセス(私的整理・法的整理手続)、融資先からの金融支援要請への対応を迫られるケースが増加すると予想されます。また、取引先は、相手先企業が信用不安により経営危機に瀕するような事態に陥ることを想定した債権回収策、債権保全策等の検討が欠かせません。
 本セミナーでは、①業績不振企業にとっての投資家・株主、金融債権者の視点、②業績不振企業にとっての取引先・債権者の視点、の二部構成に分け、債務者・債権者・投資家の各立場から種々の事業再生案件に法的アドバイスを行っている講師が、具体的な実例を盛り込みながら、業績不振・破綻リスクへの対応ポイントを解説します。
第 4411 回 2020年12月15日(火) Withコロナにおける投資先・融資先・取引先の破綻リスクへの対応策と債権保全・契約実務

I. 「Withコロナにおける投資先・融資先の業績不振・破綻リスクへの対応策」
第 4412 回 2020年12月15日(火) Withコロナにおける投資先・融資先・取引先の破綻リスクへの対応策と債権保全・契約実務

II. 「Withコロナにおける取引先の破綻リスクを踏まえた債権保全と契約実務」

補足案内

●企業内弁護士を除き、ご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。

講演項目

1、はじめに
(1)契約書チェックの視点
(2)Withコロナにおいて増加する紛争類型
2、契約条項
(1)主要な基本条項
・契約不適合条項、損害賠償条項、危険負担、不可抗力等
(2)契約類型別の検討ポイント
・賃貸借契約、業務委託契約、労務契約、請負契約
3、取引先の信用不安・破綻への対応策
(1)取引先倒産時の留意点
(2)初動対応
(3)具体的な債権保全策
・担保設定(集合債権譲渡担保等)
・相殺
・保証

講師紹介

石田 渉 (いしだ わたる) 氏
 2008年東京大学法学部卒業、2010年東京大学法科大学院修了、2011年弁護士登録、2017年ニューヨーク大学ロースクール修了、2017年McDermott Will & Emery法律事務所(ワシントンD.C.)執務、2018年ニューヨーク州弁護士登録。事業再生・紛争解決・M&A・債権回収など企業再生に関する業務全般を取り扱う。また、コンサルティングとして事業戦略戦略の立案・遂行を支援した知見も踏まえ、中小企業から上場企業まで幅広い企業のリストラクチャリングをサポートする。
<著書>
 「企業再生の法務(第三版)」(金融財政事情研究会、近刊予定)、「海外事業の縮小・撤退と人員整理の実務ポイント」(ビジネス法務、2020)、「新型コロナによる資金繰りの悪化 対応のポイントは?-事業再生手続も見据えて」(BUSINESS LAWYERS、2020)、「金融機関のためのスポンサー型事業再生の実務Q&A60問」「(季刊事業再生と債権管理、共著、2015)ほか多数