第 4441 回

STO(Security Token Offering)の法律と実務
~具体的なスキームと最新の事例を踏まえて~

会場受講LIVE配信動画配信
2021年4月21日(水) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

石橋 誠之
森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士

講演趣旨

 セキュリティ・トークン、すなわちブロックチェーン技術(分散台帳技術)を活用したデジタル証券による資金調達方法であるSTO(Security Token Offering)については、金融商品取引法の改正を経て、具体的な案件の実施に向けた検討が進められています。現在では、STOの手法として実際に採用することができると考えられるスキームが明らかになってきており、事例も徐々に出てきています。
 本セミナーでは、セキュリティ・トークン/STOに関する法規制を概観しつつ、金融商品類型ごとの具体的なスキームと特徴について解説いたします。これにより、今後、実際に資金調達を検討する際に、STOを資金調達手法の一つとして位置づけ、検討することが可能となるための理解の獲得を目指します。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

I. STOとは
II. STOの法律
(1)STOに関連する金商法上の概念
(2)プライマリー規制
(3)セカンダリー規制
(4)ウォレット規制
III. STOの実務
(1)STOのストラクチャーを検討する際の視点
(2)社債のSTO
(3)匿名組合持分のSTO
(4)信託受益権のSTO
(5)株式のSTO
IV. 終わりに

講師紹介

石橋 誠之 (いしばし まさゆき) 氏
 東京大学経済学部卒業・東京大学法科大学院修了・ニューヨーク大学ロースクール(LL.M.)・同ビジネススクール(APCLB)。2016年~2017年Simpson Thacher & Bartlett法律事務所(ニューヨークオフィス及び東京オフィス)で執務。
<専門分野>
 キャピタル・マーケッツとFintech・金融規制を主要取扱分野とし、伝統的なファイナンス案件からテクノロジーを活用したSTO等の資金調達手法まで幅広い経験を有する。セキュリティ・トークン/STOについては、当局や各種団体とも緊密に連携しつつ多数の案件に関与している。
<主要著書等>
 「暗号資産取引、STOとその不正」(金融法務事情No.2144、2020年)『暗号資産の法律』(中央経済社、2020年)、『デジタル金融未来レポート 2020』(日経BP、2020年)、ほか多数。