第 4483 回

MaaSを活用したスマートシティ・新ビジネスを実現するための法的留意点
~関連規制とデータの利活用を詳細解説~

会場受講LIVE配信動画配信
2021年3月19日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

岩田 幸剛
TMI総合法律事務所
パートナー 弁護士

講演趣旨

 MaaS(マース:Mobility as a Service)とは、交通手段をシームレスかつ利便性の高い一つのサービスとして提供する概念であり、近年日本でも注目を受け、まちづくりに関する実証実験などの事例も増えてきています。特にデータを活用した円滑かつリーズナブルな移動サービスの提供は、交通インフラが不十分な地域でのまちづくりから、新型コロナウイルスを含めた感染症対策として求められる混雑緩和まで、移動サービスにとどまらない幅広い可能性を持っています。
 本セミナーでは、多数のMaaSビジネスの支援に携わり、その経験を通じて幅広い知見を有する弁護士から、MaaS構想に基づくデータを活用した新ビジネスの可能性や関連する法規制などについて、最新の状況を踏まえながら解説します。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。

講演項目

1. MaaS概観
(1)MaaSとは
(2)MaaS実証事例
2. MaaS実現のための法律問題
(1)参入規制・運賃規制と近年の規制改革
(2)データ関連規制と個人情報保護法改正
(3)国家戦略特区法の改正とスーパーシティとの関係
3. MaaS実現のための関連協定・契約
(1)自治体等との協力及び連携協定のポイント
(2)データの共有・共同利用に関する取り決めのポイント
4.まとめ

講師紹介

岩田 幸剛 (いわた ゆきたか) 氏
 2003年に慶応義塾大学法学部卒業後、国土交通省に入省。その後、2007年に東京大学法学政治学研究科法曹養成専攻を修了、2008年に弁護士登録し、長島・大野・常松法律事務所に勤務(2014年8月まで)、米国シアトルのワシントン大学ロースクールへ留学後(LL.M.)、2014年9月 TMI総合法律事務所に入所し、2021年1月よりパートナー就任。2016年ニューヨーク州弁護士登録。行政での勤務経験及び弁護士として、規制法対応及び不祥事件調査において、多数の業務実績を有する。
<関連論文>
 「MaaSビジネス成功の鍵となるデータ活用と法的留意点」(2020/30/20 研究開発リーダー 共著)、「自動運転の自賠法適用範囲と旅客運送時のガイトライン整備」(2020/03/01 The Finance 共著)など多数