第 4485 回

データ取引・活用における実務上の留意点と法的対応策
-個人情報保護法等による規制、データ取引契約など-

会場受講LIVE配信動画配信
2021年3月23日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

佐々木 奏
森・濱田松本法律事務所
カウンセル 弁護士

講演趣旨

 近時、モノのインターネット化(IoT)やビッグデータ(Big Data)、人工知能(AI)、ロボットなどに代表される「第4次産業革命」と呼ばれる産業・技術革新が進んでいます。例えばIoTを活用することにより、工場の機械の稼働状況から交通、気象、個人の健康状況まで様々な情報(データ)を収集し、これにAIを用いて解析・利用することで新たな付加価値が生まれるなどしています。ただ、データ取引やその活用においては、個人情報保護や不正アクセス禁止など留意すべき点も多々あります。
 今回のセミナーでは、IoTやAIに不可欠なデータについて取引・活用に関する基本的事項を踏まえつつ、実務上の悩みどころとなる個人情報保護法等による規制のほか、独占禁止法を含む取引契約の重要事項について解説します。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。

講演項目

1.はじめに―データとは?
2.データに関する権利の保護と留意点
(1)著作権法による保護
(2)不正競争防止法による保護
(3)特許法による保護
(4)民法による保護
(5)契約による保護
3.データの活用を巡る規制と留意点
(1)個人情報保護法による規制
(2)通信の秘密による規制
(3)不正アクセス禁止法による規制
(4)その他の規制
4.データ取引に関する留意点
(1)総論
(2)データ提供契約
(3)データ共用(プラットフォーム)契約
(4)独占禁止法上の留意点

講師紹介

佐々木 奏 (ささき すすむ) 氏
 2002年東京大学法学部卒業、2003年弁護士登録(第二東京弁護士会)。知的財産・IT・エンタテインメントの各分野のほか、各種訴訟・紛争案件も幅広く取り扱う。
<近時の著書・論文>
 「企業訴訟の和解ハンドブック」(共著、中央経済社、2020年)、「情報コンテンツ利用の法務」(共著、青林書院、2020年)、「新型コロナウイルス感染症等を理由としたイベント開催可否を巡る法的問題と企業の判断」(会社法務A2Z、2020年6月号)、「イベント法務 集中講座(1)~(10)」(会社法務A2Z、2019年6月号~2020年3月号)など多数