第 4486 回

海外でのSPACの事例研究をもとにわが国株式市場での活用と課題を考察

会場受講LIVE配信
2021年3月24日(水) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

谷澤 進
西村あさひ法律事務所
パートナー 弁護士

講演趣旨

 近時米国の株式市場では、SPAC(Special Purpose Acquisition Company)を用いた株式公開が活発に行われています。2020年には200を超えるSPACが計8兆円を超える資金を調達し、IPOでの総調達額の約半分にまで急増しています。ソフトバンクグループも昨年末より500億円を超える規模のSPACの組成・募集を行い、ナスダック市場に上場させました。
 SPACは、有望な未公開会社を探索し、これと合併することを目的に、予め設立、資金調達、上場を行う投資会社です。未公開会社はSPACと合併することにより通常の上場手続きより短期間で上場を実現することができます。このようにメリットもありますが、一方で問題点もあります。
 本セミナーでは、資本市場を専門分野のひとつとする講師が、米国を中心とする海外のSPACの事例を分析し、SPACの特徴や日本市場での活用可能性およびその影響についての検討を加えます。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。

講演項目

1 SPACとは
(1)概要と特徴
(2)PEファンド、伝統的IPO等との比較
2 海外のSPAC事例
(1)米国市場におけるSPAC
(a)沿革と近時の再流行
(b)事例分析
(2)英国その他海外市場におけるSPAC
(3)評価と課題
3 日本における活用可能性と課題
(1)上場基準との関係
(2)法的課題
(3)未公開株上場ファンド

講師紹介

谷澤 進 (たにざわ すすむ) 氏
 広く金融分野を業務分野としている。複数の金融機関への出向経験を活かして、キャピタル・マーケッツ、金融規制/コンプライアンス関連業務、REIT/アセット・ファイナンス等の案件に従事するほか、FinTech関連業務、金融分野におけるM&Aや当局対応も担当。
 2004年東京大学法学部第一類卒業、2006年司法修習終了(59期)、2012年ヴァンダービルト大学ロースクール卒業(LL.M. in Law & Business Track)、2012年~2013年金融機関(在ニューヨーク)に出向、2013年~2014年外資系証券会社(在東京)に出向。