第 4539 回

プライベート・エクイティ・ファンドの現状と今後の課題

LIVE配信
2021年5月20日(木) 9:30~11:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

鷲見 和昭
日本銀行
金融市場局 企画役

講演趣旨

 わが国企業は、人口減少の逆風にさらされる中、グローバル化やデジタル化、ポストコロナ時代の経済構造変化に適応することが求められている。また、経営者の高齢化が顕著に進む中で、多くの企業で事業承継が喫緊の課題であり、これを機に企業再編が広範に進む可能性が高まっている。こうした下、事業改革のアイデアとコミットメントを有する金融の役割が一層重要になる。
 本講演では、そうした機能を提供する主体の一つとして、プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)の可能性を取り上げ、PEファンドによる投資が投資先企業に与える影響および今後の課題を整理する。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。

講演項目

1.わが国企業を取り巻く環境変化
2.PEファンドによる投資動向
・PEファンドの概要紹介
・PEファンドによる投資動向
3.PEファンドの事業再編における役割
・先行研究のサーベイ
・実証分析の概要紹介
4.PEファンド発展に向けた課題
・経済メリットに関する認知度向上
・機関投資家による投資拡大
・事業再編にかかるプロ人材の確保

講師紹介

鷲見 和昭 (わしみ かずあき) 氏
 2006年東京大学経済学部卒業、日本銀行入行。2011年ハーバード大学ケネディスクールにて行政学・国際開発学修士号(MPA/ID)を取得後、国際通貨基金(IMF)への出向等を経て、2018年6月から現職。幅広い金融市場分析やビッグデータ解析等を担当。この間、国際決済銀行(BIS)のグローバル金融システム委員会傘下の作業部会メンバー(低金利長期化の金融安定へのインプリケーション)等を務める。