第 4574 回

アグリテックと法実務
-農業分野におけるテクノロジーの利活用と法的ポイント-

会場受講LIVE配信動画配信
2021年6月16日(水) 13:30~15:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

大島 日向
中村・角田・松本法律事務所 弁護士
北村 勇人
三浦法律事務所 弁護士

講演趣旨

 「アグリテック」とは農業(Agriculture)とテクノロジー(Technology)をかけあわせた造語であるが、この「アグリテック」は農業がこれまでかかえていた課題を解決する糸口となっており、近年では実際にアグリテックを用いたビジネスも立ち上がっている。本講演では、今日のアグリテックビジネスをご紹介するとともに、留意されるべき法的ポイントを俯瞰する。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

第1 アグリテックとは
1 アグリテックとは
2 主要なアグリテック活用事例
第2 アグリテックと法実務
1 アグリテックに関する法的論点①-ドローン-
・アグリテックにおけるドローンの活用事例
・ドローンに関する法的規制
・今後の課題と展望
2 アグリテックに関する法的論点②-データの利活用-
・農業分野におけるデータ利用の可能性
・農業分野におけるデータ契約ガイドライン
・今後の課題と展望
3 アグリテックに関する法的論点③-知的財産権-
・農業分野における知的財産戦略(農林水産省知的財産戦略2020を中心に)
第3 アグリテックビジネスとスタートアップ
・スタートアップにおけるアグリテックの取り組み
・アグリテックに関するスタートアップ実務の留意点
・農業事業者×スタートアップの未来
第4 まとめ

講師紹介

大島 日向(おおしま ひなた)氏
 2015年京都大学法学部卒業、司法修習期間にLINE株式会社公共政策室及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)法務・コンプライアンス課での研修を経て、2017年弁護士登録(2017年 第一東京弁護士会)。主な取扱い分野はM&A及び知的財産取引をはじめとする企業法務全般。複数のアグリテック関係企業への助言経験も持つ。
<著書・論文>
 「令和元年 改正会社法ポイント解説Q&A」(日本経済新聞社 共著)、「知的財産実務の最前線(第3回)AI・データの利活用と著作権法上の「柔軟な権利制限規定」の活用」(NBL1175号 共著)など。
北村 勇人(きたむら はやと)氏
 2012年東京大学経済学部金融学科卒業、2015年東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了。弁護士(東京弁護士会、2017年登録)、登録政治資金監査人(2018年登録)。2017年中村・⾓⽥・松本法律事務所⼊所。2021年5月三浦法律事務所参画。株式会社ヒトクセ監査役(社外)(2018年より現任)。東京大学スタートアップ支援プログラムFoundXサポーター(2019年より現任)。アグリテックその他の農業関係ビジネスへの助言、サポートの経験を広く有する。その他の主な取扱分野は、訴訟・紛争(企業間紛争、内紛処理、株主総会決議取消訴訟などの会社関係争訟等)、株主総会・株式実務、取締役会・監査役会運営、コーポレートガバナンス、コンプライアンス、監査実務、M&A、インサイダー取引規制、その他会社法・⾦融商品取引法分野を中心とする企業法務、ベンチャー・スタートアップ(新規事業、資金調達、IPO準備等)、インターネットビジネス(特定商取引法等)、公職選挙法、政治資金規正法など。
<著書・論文>
『会社法を読み解く――実務と裁判例を踏まえて』(商事法務、2021年、共著)、「「⺠法改正―個⼈保証人の保護の拡充―」について」農政運動ジャーナル152号(2020年)16頁