第 4576 回

エンゲージメント等を用いたコンプライアンス態勢の構築・運用方法
―Withコロナ対策とワークショップのやり方―

会場受講LIVE配信動画配信
2021年6月18日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

中山 達樹
中山国際法律事務所 代表弁護士
公認不正検査士 海外事業コンサルタント
一般社団法人グローバルチャレンジ 代表理事

講演趣旨

 ESGやSDGsの要請を受けてコンプライアンスの要請が高まる中,コンプライアンス「態勢」をどう実効化するか,どう「自分ごと」として捉えさせるかについては各社が腐心している。Withコロナ・テレワーク・副業推奨でさらにコンプラ意識の浸透に不安が広がり,エンゲージメントも低下している。エンゲージメントが低下すればコンプライアンス態勢は維持できない。
 本セミナーでは,米国由来のインテグリティ理論とその活用に精通し,コンプライアンス態勢の構築と運用を専門として社内研修・ワークショップ実績の豊富な国際弁護士が,具体的なコンプライアンス態勢の構築・運用方法を情熱的かつ丁寧に解説します。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

1.コンプライアンスの限界
(1)「お仕着せ」「受身的」で手垢の付いたコンプライアンス 
(2)コンプライアンスの拡大解釈の限界
―欧米の「Compliance」との違い
(3)Withコロナのコンプライアンス
―必要性と限界
2.コンプライアンス実効化のための4つの手段とそれぞれの特徴
(1)罰則強化アプローチ
(2)インテグリティアプローチ
(3)エンゲージメントアプローチ
(4)当事者意識アプローチ    
3. 罰則強化を用いたコンプライアンス
(1)デメリット
―エンゲージメントの低下を招く?
(2)経営トップの姿勢
―一歩間違えばエンゲージメント低下を招く
4. インテグリティを用いたコンプライアンス
(1)インテグリティの意義・発展
―最近のインテグリティ再評価
(2)コンプライアンスとインテグリティの違い
―倫理・道徳との違い
(3)組織論としてのインテグリティ
―エンゲージメントとの関係
5.エンゲージメントを用いたコンプライアンス
(1)コンプライアンスとエンゲージメントの相関関係
(2)エンゲージメントを高めるための具体的な工夫
―オンボーディング等
6.当事者意識とコンプライアンス
(1)当事者意識アプローチのメリットとデメリット
―若手社員の印象は?
(2) 当事者意識を高めるための具体的な工夫
7.それぞれの方策を導入する場合のポイント
(1)Dialogue(対話)とDiscussion(討論)とConversation(会話)の違い
(2)研修ではなくワークショップで
―具体的なやり方と活用のポイント

講師紹介

中山 達樹 (なかやま たつき) 氏
 1998年東京大学法学部卒業。2007年三宅・山崎法律事務所入所。2010年シンガポール国立大学ロースクール(アジア法専攻)修了。2010~2011年にはシンガポールのDrew & Napier法律事務所に勤務。2015年8月中山国際法律事務所開設、同事務所代表弁護士。2013年中小機構国際化支援アドバイザー。2016年公認不正検査士。『アジア労働法の実務 Q&A』をはじめ海外進出(主として新興国)に関する著書論文、また講演実績多数。