第 4619 回

上場会社によるエクイティ・ファイナンスの基礎と実務ポイント
~コロナ禍・アクティビスト活動等の最新動向を踏まえて~

LIVE配信動画配信
2021年8月2日(月) 13:30~15:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

石橋 誠之
森・濱田松本法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士

講演趣旨

 上場会社によるエクイティ・ファイナンスには、普通株式、種類株式、新株予約権、新株予約権付社債(CB)のそれぞれの商品類型ごとに、公募(国内、海外)、第三者割当、ライツオファリングなど、多様化が進んでいます。
 現在のコロナ禍においては、業績や株価などが厳しい足元状況において、迅速にファイナンスを実行する必要がある場面も多くみられます。一方で、エクイティ・ファイナンスの各手法に関する規制当局・市場関係者からの評価や規制運用には変遷が見られます。特に近時はアクティビストによる活動も活発化しており、慎重な対応が求められるケースも増えています。
 このような背景から、会社が、各社の状況に応じた最適な資金調達を行うためには、その担当者は、エクイティ・ファイナンスの各手法について、最新の動向を十分に把握しておく必要があります。
 本セミナーでは、各種のエクイティ・ファイナンスからアクティビスト対応・証券訴訟まで手掛ける講師が、エクイティ・ファイナンスの各手法について、手続きを概観したうえで、どのような場面においていかなる手法が適切であるか、法規制のみならず近時の市場環境も踏まえて解説します。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

I. エクイティ・ファイナンスに関する近時の環境変化
1. エクイティ・ファイナンスの実施状況
2. 規制の強化・市場からの評価
3. アクティビストの活動状況
4. 東証の新市場区分
5. 記述情報の開示・新型コロナウィルスに関する開示
II. エクイティ・ファイナンスの手法の類型と手続き
1. エクイティ・ファイナンスの手法の全体像
2. エクイティ・ファイナンスの手続きとドキュメンテーション
3. 株主保護と留意点
4. 外為法・独禁法上の留意点
III. エクイティ・ファイナンスの実施局面を踏まえた留意点
1. 業績・株価状況を踏まえた留意点
2. 投資家の属性に応じた留意点
3. アクティビスト・大株主等が存在する場合の留意点

講師紹介

石橋 誠之 (いしばし まさゆき) 氏
 東京大学経済学部卒業、東京大学法科大学院卒業、ニューヨーク大学ロースクール修了。Simpson Thacher & Bartlett法律事務所(ニューヨークオフィス及び東京オフィス)にて執務。キャピタル・マーケッツと金融規制を主要取扱分野とし、伝統的なファイナンス案件からアクティビスト対応・証券訴訟まで幅広い経験を有する。
著書・論文
 「外為法改正によるエクイティ・ファイナンスへの実務上の影響」(旬刊経理情報、2020)、『上場株式取引の法務〔第二版〕』(中央経済社、2019年)、「急速買付け、インサイダー等の各種規制に注意 貸株を伴う新株予約権の第三者割当の法務ポイント」(旬刊経理情報、2017)、『エクイティ・ファイナンスの理論と実務〔第二版〕』(商事法務、2014年)ほか多数(共著含む)。