第 4708 回

不正・不祥事の防止体制を構築するための要点
-過去の発生事例とその後の再発防止策を参照しながら-

会場受講LIVE配信動画配信
2021年11月18日(木) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

山内 洋嗣
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
山内 裕雅
森・濱田松本法律事務所 アソシエイト弁護士

講演趣旨

 近年、企業等による不正・不祥事の発生が相次ぎ、その対応が社会的に強く求められています。
 不正・不祥事を防ぐ仕組みの構築にあたっては、社内のどこに、どのようなリスクがあるか把握し、それを低減するための体制を整備する必要があります。しかし、これを具体化することは容易なことではなく、各企業が試行錯誤を行っています。
 本講演では、不正・不祥事の調査業務や危機対応業務の実績豊富な二人の講師がその知見をもとに講演します。不正・不祥事への対応ご担当役員やご担当の皆様のために、これまで不正・不祥事事案に直面した企業が選択した再発防止策を類型別に分析・解説し、不正・不祥事を防ぐための平時からの取り組みの参考にしていただけるようにします。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

第1 不正・不祥事を防ぐシステムの構築
(1)内部統制システム構築の重要性
(2)何が具体的な指針となるか
~裁判例は行動指針(「目標」)にはなりづらい~
(3)不正・不祥事事案における再発防止策
第2 類型別の再発防止策から学ぶ平時の予防策
(1)グループガバナンス
(2)人材、企業風土の改善、従業員教育
(予算、ノルマ、インセンティブを含む)
(3)取引関係、取引先管理
(4)財務会計
(5)内部通報制度
(6)取締役会、監査役会
(7)国境を越えたグローバルガバナンス
第3 総括

講師紹介

山内 洋嗣 (やまうち ひろし) 氏
 東京大学法学部、米国バージニア大学ロースクール卒業。ニューヨーク州弁護士。2014年から2015年までカークランド&エリス法律事務所(シカゴオフィス)に出向。我が国の代表的な不正・不祥事案件を数多くリードしてきた経験・ノウハウを活かし、依頼者の方の日々の悩みにレスポンシブに対応し、日本社会におけるコンプライアンス向上に取り組むことを目指す。(第二東京弁護士会)
近著・セミナー
 『企業の危機管理の書式集』(中央経済社、2019年)、『企業危機・不祥事対応の法務[第2版] 』(商事法務、2018年)、「不正・不祥事の再発防止策の類型化と分析」(資料版商事法務連載2020~2021年、第3回・第8回・第12回担当)、「公益通報者保護法改正の解説とそれに伴う実務的対応」(2020年)、「不正・不祥事対応と弁護士・依頼者間秘匿特権」(月刊監査役2019年)、「2018年6月に導入された日本版司法取引制度と企業へのインパクト」(月刊監査役2018年7月号)、「企業グループにおける内部監査」(旬刊商事法務2159号、2018年)等多数。また「委員会調査が必要になる前から、企業法務担当者があらかじめ知っておくべきこと ~最新の第三者委員会・特別調査委員会から社内調査委員会までの勘所~」(2020年)などセミナー実績も多数。
山内 裕雅 (やまうち ひろまさ) 氏
 名古屋大学法学部卒業、名古屋大学法科大学院修了。不正・不祥事における調査業務や危機対応業務に主に従事する。(第二東京弁護士会)
近著
 「海外コンプライアンス違反への初動対応――初期的な事実調査、証拠保全、関連する法規制の検討」(ビジネス法務、2021年11月号、共著)