第 4702 回

2050年カーボンニュートラル実現に向けた炭素クレジットや二国間クレジット制度の役割と活用策

会場受講LIVE配信動画配信
2021年11月12日(金) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

三木 優
日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門
プリンシパル

講演趣旨

 日本も含めた世界各国による2050年カーボンニュートラル宣言を受け、多くの企業がカーボンニュートラルを目指し取り組みを開始している。そのため、炭素クレジットや二国間クレジット制度を活用するニーズは高まっており、カーボンニュートラルLNG等の先行事例も見られる。
 一方、日本国内で制度上利用できる炭素クレジットは限定的であり、企業ニーズとの調和を図るための法制度の改正が課題となっている。
 特に、二国間クレジット制度は炭素クレジット獲得とインフラ輸出の両面で関心が高まっているが、本講師はそのプロジェクト組成や補助金申請に10年以上関わってきた実績を持つ。
 本講演では、それらの知見をもとに、炭素クレジットや二国間クレジット制度の現状や活用する際の実務上のポイント、政府方針をふまえた今後の見通しなどについて解説する。また、企業がカーボンニュートラルを実現する手法に関しては、炭素クレジットを中心に詳述し、さらに日本の政策・制度の現状と問題点についても言及する。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

1.カーボンニュートラル実現における炭素クレジットの役割
(1)カーボンニュートラル宣言企業の取組
(2)国際イニシアティブにおける炭素クレジットの位置づけ
(3)炭素クレジットに関する国内政策・制度
2.二国間クレジット制度の活用と今後の見通し
(1)二国間クレジット制度の現状
(2)二国間クレジット制度を活用する実務上のポイント
(3)二国間クレジット制度の今後の見通し
3.質疑応答

講師紹介

三木 優 (みき ゆたか) 氏
 1998年 筑波大学第二学群生物資源学類 卒業。2001年 筑波大学大学院農学研究科応用生物化学専攻前期課程 修了。2001年 株式会社 日本総合研究所 入社。2016年 同 リサーチ・コンサルティング部門 主席研究員(プリンシパル)就任。
 これまでに炭素クレジットやエネルギー事業を中心としたコンサルティング・調査業務に従事。主にエネルギー・環境に関する新領域に進出する際の事業性評価・事業戦略の策定に関するコンサルティングを行なってきた。具体的なプロジェクトとしては、電力・ガス制度改革を背景としたエネルギー企業の事業戦略の策定や再生可能エネルギープロジェクト、海外における炭素クレジットプロジェクト、アンモニア燃料利用に関するコンサルティングを行っている。東京国際大学非常勤講師(2011年~現在)。