第 4754 回
「ビジネスと人権」のリスクマネジメント
~海外法令の最新動向と人権デューデリジェンス~
会場受講LIVE配信動画配信
2022年1月12日(水) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
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当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
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北島 隆次 氏
TMI総合法律事務所パートナー 弁護士
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講演趣旨
昨今、世界的に人権侵害に対する社会の関心が高まっています。欧米では、人権侵害を理由とした制裁(人権制裁)が発動されたり、人権に関する法令等が整備されつつあり、人権侵害に係わる問題が様々なビジネス上のリスクになりつつあります。また、わが国政府にもコーポレートガバナンス・コード改訂案に「人権の尊重」を明記するなど問題重視の姿勢が見られ、企業はビジネスにおける人権侵害に対する問題意識をしっかり持たねばならなくなっています。
しかしながら、自社グループやサプライチェーンにおける人権侵害のリスクを、自社の事業にも係わるかもしれない重大な問題であると捉え、そのリスクの把握や対応等のためのリスクマネジメントを行えている企業は多くなく、まずは海外動向を含めた関連知識の習得が必須と言えます。
そこで、本セミナーでは、監査法人系コンサルティングファームでサステナビリティコンサルティング経験を有し、現在企業のSDGsプロジェクトに関わる弁護士及びサステナビリティの先進国スウェーデンでビジネスと人権に関する実務に携わった弁護士により、「ビジネスと人権」のリスクマネジメントのポイントについて解説します。
補足案内
●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。
講演項目
1.はじめに-人権リスクマネジメントの重要性
(1)「人権」が企業リスクへ
(2) 人権制裁の動向
(3)「人権」の事業継続リスク・訴訟リスク化
2.ビジネス上重要な人権に関するルール、規制動向
(1)「人権」とは
(2)人権に関する国内外のルール、規制(英国現代奴隷法・欧州人権DD義務化法その他各国の状況及びこれに伴う日本企業への影響)
(3)ビジネスと人権に関する企業の取組動向
3.人権に関するリスクマネジメント
(1)人権リスクの把握(人権デューデリジェンス)
(2)人権リスクマネジメントの枠組み構築
(3)人権リスクマネジメントの実践
4.さいごに~ESG評価対応からリスクマネジメントへ
講師紹介
北島 隆次 (きたじま たかつぐ) 氏
東京大学教養学部卒業。民間企業、監査法人系コンサルティングファームの環境・CSRコンサルタントを経て2013年1月入所、2018年1月よりパートナー。専門は環境法、ESG/SDGs、FinTech、スタートアップ、危機管理。ISO14001審査員(~2012)、サステナビリティ情報審査人(~2008)、環境省委員等を歴任。
長島 匡克 (ながしま まさかつ) 氏
2012年1月入所。2017年にUCLA School of Lawに留学。その後米国の日系企業での研修を経て、2019年にスウェーデンの法律事務所Vingeにおいて研修。スウェーデンにおいてサステナビリティに関する活動(人権DD等)に関与し、帰国後同分野においての経験を有する。