第 4741 回

組合型ファンドの法務徹底解説
-組成から運用に至るまで-

LIVE配信
2022年1月18日(火) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

伊藤 哲哉
アンダーソン・毛利・友常法律事務所 パートナー弁護士

講演趣旨

 金融取引やM&A、証券等の投資市場では、匿名組合契約、投資事業有限責任組合契約及び海外法のリミテッド・パートナーシップといった組合型ファンドの利用が活発である。
 本セミナーでは、組合型ファンドに精通した講師が、その組成や運用における法務等の重要ポイントを述べる。金融商品取引法、不動産特定共同事業法その他の金融規制の概要とともに、契約書のドラフティングやレビューにおいて、特に注意を要する契約条項にも触れる。組合型ファンドの特徴からストラクチャリング、投下資本の回収手段、ファンドの種類なども、初心者にも理解できるように分かりやすく解説する。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。

講演項目

1.組合型ファンドの特徴
(1)匿名組合契約、投資事業有限責任組合、リミテッド・パートナーシップの主な特徴
(2)財産の倒産隔離性
(3)業務執行権限と投資家のモニタリング権限
2.ストラクチャリング
(1)金融規制
(2)投資家の範囲
(3)適格機関投資家等特例業務、不動産特定共同事業法上の特例事業・適格特例投資家限定事業といった特例
(4)各当事者における許認可
3.流通市場・投下資本の回収手段
(1)転売制限(法律上の要件と任意の条項)
(2)ファンド持分が「電子記録移転権利」に該当する場合と該当しない場合
4.ファンドの種類
(1)期間の定めのあるファンドと期間の定めのない(永久的な)ファンド
(2)不動産、プライベート・エクイティ、ベンチャーといった投資対象による特徴
5.ファンド契約の主なメカニズムと条項
(1)組合契約、引受契約、投資家確認事項
(2)キャピタルコール、複数回クロージング、損益・金銭の分配、競合行為(忠実義務)、等
(3)サイドレター
(4)その他の条項

講師紹介

伊藤 哲哉 (いとう てつや) 氏
 金融取引、M&A、不動産等の商事取引及び金融規制の分野で、20年以上に及ぶ実務経験を持つ。1991年東京大学法学部卒業、93年弁護士登録、97年ワシントン大学ロースクール修士課程(LL.M.)修了、98年ニューヨーク州弁護士登録。
著述
 "Investing in real estate in Japan: control and economic rights over investments in the TMK, TK-GK and J-REIT" " Corporate Real Estate Global Guide "(Practical Law2016)など多数