第 4838 回

基礎から契約実務までしっかり学ぶ国内プロジェクトファイナンスの実務

LIVE配信動画配信
2022年4月7日(木) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

小林 努
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
パートナー 弁護士

講演趣旨

 日本国内でエネルギー・インフラなどのプロジェクトの開発資金の調達手法として、プロジェクトファイナンスへの取り組みが始まってから既に20年以上が経過し、いまでは有力な資金調達手法として広く活用されるようになりました。特に、再生可能エネルギー発電事業の分野では、一定規模以上の案件であればプロジェクトファイナンスでの資金調達が一般化しており、今後も洋上風力発電事業などの分野での活用が必須となっております。
 本セミナーでは、これまで15年以上にわたり、国内外のプロジェクトファイナンス案件に関与してきた講師が、融資側である金融機関と資金調達側の事業者の皆様を対象として、その基本的なコンセプトから融資、担保および関連する契約などの実務ポイントまでを、未経験の方にもわかりやすく解説します。近時の再エネ関連の制度改正に関する議論にも触れる予定です。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、開催当日、ご都合によりご参加になれない方に提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内開始を予定しております。動画の視聴期間は、ご案内開始から4週間です。

講演項目

1.プロジェクトファイナンスの概要
(1)プロジェクトファイナンスとは何か
(2)典型的なプロジェクトファイナンス案件とストラクチャー
(3)リスク分析とその対処方法
2.融資契約に関する留意点
(1)プロジェクトファイナンス型融資契約の特徴
(2)融資契約における主要な条項及び論点
3.担保契約その他融資に関連する契約に関する留意点
(1)担保権の種類と設定方法(セキュリティパッケージ)
(2)キャッシュフロー管理規程
(3)担保権の実行方法(ステップイン)
(4)スポンサーサポート・直接契約
4.プロジェクトに関連する契約
(1)プロジェクトに関連する主な契約(オフテイク契約、建設請負契約、運用・保守管理委託契約等)
(2)プロジェクトファイナンスの観点から規定すべき事項
5.近時の動向
(1) 近時の再エネ関連の制度改正
6.質疑応答

講師紹介

小林 努 (こばやし つとむ) 氏
 1998年東京大学法学部卒業。2010年ペンシルバニア大学ロースクール修了。内閣府PFI推進委員会専門委員(2020年~)。日本風力発電協会 洋上風力金融検討タスクフォース メンバー(2019年~)。再生可能エネルギー発電、火力IPP等のエネルギー事業、PFI・PPP等のインフラ事業に関する開発、運営、プロジェクトファイナンス等の案件に多数関与。弁護士になる以前は、株式会社東京三菱銀行(現、株式会社三菱UFJ銀行)にて勤務。また、株式会社三井住友銀行の英国現地法人に出向して欧州のプロジェクトファイナンス案件に関与した他、株式会社新生銀行に出向して銀行法務全般に従事した経験を有する。プロジェクトファイナンス関連の講演多数。
著作
 「FUKUSHIMA GETS A GAS-FIRED SOLUTION」(共著、『PFI Yearbook 2018』Thomson Reuters)等