第 3466 回
ジョイント・ベンチャー(JV)にかかわる現状と課題
-ケーススタディーによる具体例の研究-
会場受講
2017年11月21日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
|
|
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
|
龍野 滋幹 氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー弁護士
|
講演趣旨
JV(ジョイント・ベンチャー)は、国内においてはアライアンスの一形態として、海外においては現地企業と組んだ進出の有力な手法として、規模の大小を問わず多くの事業プロジェクトなどで用いられています。しかし近年、契約の不備や当初の検討不足などにより、JVの運営途中やエグジット・解消の場面でパートナーとのトラブルが発生し、解決のためのご相談を受ける例が多くなっています。
そこで本セミナーでは、国内・海外双方についてJVの組成・運営・解消に関する豊富な経験を持つ講師が、実務に即してケーススタディーしながら、JV契約・運営等に関する留意点を、論理的かつ分かりやすく解説します。特に契約については、契約上どのように対応しておくべきであったかなどを実務的に検討します。
補足案内
講演項目
I. ジョイント・ベンチャー(JV)の意義、JV契約の重要性
II. JV契約の内容
III. JVの重要ポイント
(1)事業運営の基本方針・機関設計のあり方
(2)出資比率、変動への対応
(3)重要事項の決定方法のバリエーション
(4)重要事項の決定方法を踏まえ、デッドロックへの対応はどのようなことが考えられるか
(5)株式の譲渡制限、及び譲渡ができる場合の制約(先買権、タグ・アロング、ドラッグ・アロング等)
(6)JV契約の終了
(7)競業避止
(8)ディール全体におけるJV契約の位置づけ
講師紹介
龍野 滋幹 (たつの しげき) 氏
2000年東京大学法学部卒業。2002年弁護士登録(第二東京弁護士会)、アンダーソン・毛利法律事務所(現 アンダーソン・毛利・友常法律事務所)入所。2007年米国ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.)。2008年ニューヨーク州弁護士登録、2007年から2008年にかけてフランス・パリのHerbert Smith法律事務所にて執務。2014年11月から東京大学大学院薬学系研究科・薬学部「ヒトを対象とする研究倫理審査委員会」審査委員。M&A、ジョイント・ベンチャー、会社法及び知的財産権取引その他の企業法務全般を取扱い、日本企業の海外進出についても数多く取り扱う。
「カーブアウト型M&Aの法的実務」、「ベンチャー・スタートアップへの投資及び提携の実務」、「ライフサイエンス業界に特有の法的留意点」、「ポストM&Aにおいて買収会社の運営を成功させるために~M&A契約における対応からグループ会社管理のポイントまで~」、「企業コンプライアンス(不祥事問題)への適切な対処方法」、「ジョイント・ベンチャー契約の理解と応用~アジア諸国等新興国への進出に際してのジョイント・ベンチャーの利用を見据えて~」、「新ファンド規制を踏まえた投資事業有限責任組合の組成の実務と法務」、「海外M&Aの陥し穴~成功に導くための失敗分析と実践的事前対応~」など、講演活動多数。