第 4914 回

外国人と不動産売買・賃貸借等の取引を行う際の契約実務のポイントと法的留意点

LIVE配信動画配信
2022年6月13日(月) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

川村 麻紀
ベーカー&マッケンジー法律事務所外国法共同事業
パートナー弁護士

講演趣旨

 コロナ禍においても引き続き外国人や外国企業との間で活発に日本国内の不動産取引が行われています。日本における不動産取引には、我が国特有の商慣習や制度が多く存在しており、また、外国人と日本人とでは、契約に対する考え方に違いがあります。さらに言語の問題もあります。外国人や外国企業との不動産取引をスムーズに実行するためには、彼らが疑問を抱きがちな事柄をあらかじめ理解した上で、適切な説明や交渉を行うことが不可欠といえるでしょう。
 本セミナーでは、我が国における不動産取引についての一般的な解説を適宜織り交ぜながら、外国人との不動産取引に際して、どのような点が問題となりやすいのか指摘し、外国人に対しどのような説明や交渉をすればよいのかを実例を踏まえながら具体的にお話しします。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、都合により開催当日のLIVE参加が難しい方へのご提供サービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内の案内開始を予定しています。動画の視聴期間は、案内開始から4週間です。

講演項目

1.外国人と不動産
・外国人による不動産の所有/使用の可否
・外国人による不動産の売買の可否
・外国人による不動産の賃貸借の可否
・外為法
2.売買‐外国人・外国企業が売主の場合、買主の場合
・初期段階で検討/確認すべきこと
・言語
・契約書のドラフトを提示するタイミング
・決済
・登記
・重要事項説明
・契約の内容(手付、契約不適合責任、損害賠償等)
・媒介契約
3.賃貸借‐外国人・外国企業が借主の場合
・初期段階で検討/確認すべきこと
・言語/重要事項説明
・申込書、契約書のドラフトを提示するタイミング
・決済、タイムライン
・契約の内容(普通賃貸借と定期賃貸借の違い、再契約、賃料、敷金、中途解約、増床権等)
・契約締結のドラフトを提示するタイミング

講師紹介

川村 麻紀 (かわむら まき)氏 
 慶應義塾大学法学部法律学科卒。2007年弁護士登録。不動産取引法務を中心に手掛ける。国内外のクライアントに対し、オフィス・居住・商業施設、リゾート関連プロジェクトにおける、資産取得・処分、リース、資金調達等についてアドバイスを提供。その他、日系企業の海外投資案件、クロスボーダーM&A、排出権取引の案件を多数取り扱う。The Legal 500 Asia Pacific 2017年~2022年版の不動産法分野において、国際法律事務所・ジョイントベンチャー部門で次世代を担う弁護士/パートナー弁護士として選出される。