第 4933 回

パーパス経営実現のためのコンプライアンス

LIVE配信動画配信
2022年7月26日(火) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

中山 達樹
中山国際法律事務所 代表弁護士

講演趣旨

 先行き不透明なVUCAの時代,副業解禁等の流れの中で,従業員のウェルビーイングにも配慮が必要だ。また,コロナ禍でDXが求められている中,改めて企業の存在意義を問い直す「パーパス経営」が求められている。
 では,「パーパス」実現の中でどのようにコンプライアンスを位置づけるべきか。端的には,パーパスとコンプライアンスを同一線・同一平面上に位置づける工夫が必要である。
 しかし,テレワークでコミュニケーション総量が減る中,現場に当事者意識を持って,一人称で「自分ごと」としてコンプライアンスを捉えてもらうことのハードルは上がっている。
 そこで,コンプライアンス・インテグリティ研究の第一人者でもある国際弁護士が,「パーパス経営実現のためのあるべきコンプライアンス施策」につき,実践的なアドバイスを紹介する。

補足案内

●本セミナーのLIVE配信は、Zoomを利用します。
●動画配信は、都合により開催当日のLIVE参加が難しい方へのご提供サービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内の案内開始を予定しています。動画の視聴期間は、案内開始から4週間です。

講演項目

1 「パーパス」経営 
  (1)なぜ今「パーパス」なのか? -MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)との違い
  (2)ESG・SDGsにおける「シン・三方よし」 -共感(エンパシー)
2 コンプライアンスの病理
  (1)「コンプラ疲れ」のロジック -「武闘派」と「宦官」の闘い
  (2)ムシ型(個人)とカビ型(組織)の区別 -属人的思考の功罪
3 パーパスとコンプライアンスの関係
  (1)コンプライアンス戦略と価値共有(インテグリティ)戦略 -米国ガイドライン
  (2)当事者意識,エンゲージメント,アラインメント,従業員満足度,生き甲斐
4 コンプライアンス浸透の具体的工夫
  (1)テレワークにおける「第1線ディフェンス」の重要性 -水際防止策
  (2)ワークショップ,オンボーディング,コーチング,ダイアログ,リーチングアウト,
  レジリエンス・エンジニアリング(弾力性組織工学),Z世代とのコミュニケーション,「無用の用」等
  (3)企業文化・会社風土の醸成のために -文化は戦略に勝る
  (4)成功事例・失敗事例の紹介

講師紹介

 中山 達樹 (なかやま たつき) 氏
 1998年東京大学法学部卒業。2010年シンガポール国立大学ロースクール(アジア法専攻)修了。2010~2011年シンガポールのDrew & Napier法律事務所勤務。2015年8月中山国際法律事務所開設。2013年中小機構国際化支援アドバイザー。2016年公認不正検査士。2022年経営倫理士。『グローバル・ガバナンス・コンプライアンス』『インテグリティ -コンプライアンスを超える組織論』(中央経済社)をはじめとする著書論文、また講演実績多数。