第 4947 回

バーゼルⅢ最終化を踏まえたリスク・アセットのコントロール

LIVE配信動画配信
2022年8月9日(火) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

吉良 宣哉
長島・大野・常松法律事務所 弁護士

講演趣旨

 2022年4月、金融庁は、銀行等の自己資本比率規制(バーゼル規制)に関し、金融危機後の一連の規制改革の集大成とも言える「バーゼルⅢ最終化」のパッケージを国内実施するための規制内容を公表しました。規制の実施はまだ先ですが、国内金融機関においては、コロナ禍の資金繰り支援等で貸出が増加している中、リスク・アセットのコントロールに取り組む必要が高まっています。
 本セミナーでは、規制上の信用リスク削減手法等を用いたリスク・アセットのコントロール手法を具体的なスキームとあわせて紹介するとともに、その一つである証券化取引に関し、バーゼルⅢ最終化のパッケージに先行して2019年3月に公表・実施された「証券化商品の資本賦課枠組みの見直し」の詳細につき、元担当官としての立場から、リスク・リテンション規制の見直しやSTC要件の導入にも触れつつ解説します。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。
●本セミナーではZoomを使用し、「LIVE配信」(オンラインライブ受講)方式で行います。
●「動画配信」(後日動画視聴)は、都合により開催当日のLIVE参加が難しい方にご利用いただくサービスです。最初から「動画配信」で応募することもできます。「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日以内に配信開始する予定です。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講演項目

 1.バーゼル規制の全体像
 2.「バーゼルⅢ最終化」の主な内容
 3.信用リスク・アセットのコントロール手法
  (1) 適格金融資産担保
  (2) 保証・クレジットデリバティブ
  (3) 証券化取引
 4.2019年に改定された証券化商品の資本賦課枠組み
  (1) リスク・ウェイト算出方式の変更
  (2) リスク・リテンション規制の見直し
  (3) STC要件の導入
 5.質疑応答

講師紹介

 吉良 宣哉 (きら よしや) 氏
 2009年東京大学法学部卒。2010年司法修習修了(63期)、長島・大野・常松法律事務所入所。2015年~2019年6月金融庁監督局総務課健全性基準室にて勤務。主な業務は金融機関等への法的助言。専門分野は銀行法・金商法・投信法等の金融規制法、金融取引・契約、不動産証券化等のストラクチャードファイナンス、その他一般企業法務。
 論文 「国際統一基準行に対する資本バッファー規制の導入について」(金融財政事情2016年2月22日号)、「TLACに係る枠組み整備方針の改訂について」(共著 金融財政事情2018年5月28日号)、「証券化商品の資本賦課枠組みを見直す改正告示」(共著 金融財政事情2019年5月13日号)等