第 3481 回

株式投資型クラウドファンディングによる資金調達の特徴

―ファンド型クラウドファンディング、ICOとの比較も踏まえて

会場受講
2017年12月13日(水) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

有吉 尚哉
西村あさひ法律事務所
パートナー弁護士

講演趣旨

 FinTechの進展により、新たな資金調達手法が利用されるようになってきているが、その一つとして株式投資型クラウドファンディングがあげられる。近時、国内でも株式投資型クラウドファンディングのためのプラットフォームを提供する業者が登場し、株式投資型クラウドファンディングは、非上場企業の資金調達手法の現実的な選択肢となっている。
 本講演では、通常の第三者割当てによる増資や、ファンド型クラウドファンディング、ICO(Initial Coin Offering)などの他のFinTechによる資金調達手法との比較も行いつつ、株式投資型クラウドファンディングによる資金調達の特徴について整理し、活用可能性について解説を行う。

補足案内

講演項目

1. 株式投資型クラウドファンディングとは
2. 適用される規制
(1)平成26年金融商品取引法改正による制度整備
(2)資金調達者に対する開示規制
3. スキームの特徴
(1)資金調達者にとってのメリット・留意点
(2)投資家にとってのメリット・留意点
(3)第三者割当増資との比較
(4)ファンド型クラウドファンディングとの比較
(5)ICOとの比較

講師紹介

有吉 尚哉 (ありよし なおや) 氏
 2001年東京大学法学部卒業。02年西村総合法律事務所入所。10年~11年金融庁総務企画局企業開示課専門官。現在、西村あさひ法律事務所勤務。金融法委員会委員、日本証券業協会「JSDAキャピタルマーケットフォーラム」専門委員、京都大学法科大学院非常勤講師。主な業務分野は、金融取引、信託取引、金融関連規制等。
<主な著書>
 『ファイナンス法大全〔全訂版〕上』(商事法務、17年、共編著)、『ここが変わった!民法改正の要点がわかる本』(翔泳社、17年)、『資産・債権の流動化・証券化【第3版】』(金融財政事情研究会、16年、共編著)、『FinTech ビジネスと法25講』(商事法務、16年、共編著)、『平成26年会社法改正と実務対応〔改訂版〕』(商事法務、15年、共著)、等。論稿多数