第 5103 回
グローバルガバナンスによるマネジメントの充実策
~人権侵害等で責任を問われないために~
LIVE配信動画配信
2023年4月10日(月) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
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当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
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柴原 多 氏
西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士
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講演趣旨
会社は株主のものと考えると、利益の獲得が優先になるはずであり、人権保障のコストまではなかなか見られない、とお考えの方は多いと思います。他方で、有事になると、海外拠点が人権侵害に加担したとして、世論からの批判を受けるリスクも存在する今日です。
では、その両者のバランスをとり、リスクを回避し、企業価値を向上させるには、どのようなガバナンス体制を目指せばよいのでしょうか?
本講演では、「グローバルガバナンスによるマネジメントの充実策」と題して、この問題を、実例に則してボトムアップ的に解説します。
補足案内
●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。●本セミナーに会場受講はありません。
講演項目
1.有事
(1)近時の事案
(2)現地における体制
(3)日本における体制
(4)親会社たる役員の責任
2.平時-有事からの逆算-
(1)サプライチェーンの検討
①リスクの分析-グローバルガバナンス-
②労働者からみたガバンス
③人権侵害と民事責任
④契約条項の検討
(2)労務体制
①契約形態の整備-実際の労務紛争を踏まえて-
②セキュリティークリアランスの整備
③人的資本対応とは
(3)内部統制
①各支店の管理体制
②具体的事例の検証
(4)マネジメントの体制
①基本コンセプトの確認
②社外からの採用と留意点
③広報・スピーチ等の対応
④各種ルールの理解
⑤ESGと経営判断
講師紹介
柴原 多 (しばはら まさる) 氏
専門分野は資金調達関連を含む企業の法的課題の解決及び紛争案件。近時はCSR・SDGs関連の執筆にも積極的で、『誇れる会社であるために 戦略としてのCSR』(クロスメディア・パブリッシング、2022年)、『地方創生とSDGs』(事業再生と債権管理 No.172 2021年4月5日号)、『SDGsと企業法務の課題』(法と経済のジャーナルAsahi Judiciary)等がある。
また新しい経営環境への対応では、『リモートワークを始めとするDXの進展によって迫られる企業の体制整備』と題する論文を「法と経済のジャーナルAsahi Judiciary」に寄稿するほか、「サステナビリティと法務」「事業の再稼働とサプライチェーンの再構築へ」と題したセミナーなども行っている。
1996年慶應義塾大学法学部卒業。1999年弁護士登録(東京弁護士会)。