第 3500 回

ICOの実務と最新動向

‐投資の民主化か、現代の錬金術か‐

会場受講
2017年12月12日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

福井 崇人
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
弁護士
長瀬 威志
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
弁護士

講演趣旨

 近時、ICO(Initial Coin Offering)と呼ばれるブロックチェーン技術を活用した新しい資金調達手法が爆発的に流行しており、既にVC(Venture Capital)による資金調達額を上回っているとの報道もあります。ICOは、「価値のインターネット」としての仮想通貨の代表的なユースケースと言えますが、全く新たな資金調達手法であるため、適切なプラクティスも、それに関わる法律の解釈についても十分に整理されているとは言い難い状況です。
 本セミナーでは、複数のICOプロジェクトに関与した講師陣が、ICOの実務上留意すべき法規制を整理するとともに、ICOに関わる最新動向についても解説します。
●本セミナーご参加者には、6枚で1回無料受講できるポイントカードをお1人につき1枚謹呈いたします。

補足案内

講演項目

1. ICOの概要
(1)ICOとは何か
(2)近時の事例紹介
2. ICOの実務
(1)スキーム検討
(2)ホワイトペーパー及び契約条件の記載事項
(3)KYCその他の手続
(4)トークン発行後の実務
3. ICO周辺の法的諸問題
(1) ICO投資ファンドと法規制
(2) 上場会社によるICOと留意点
4. ICOの最新動向
(1) 海外当局の動向
(2) 日本におけるICOの方向性

講師紹介

福井 崇人 (ふくい たかと) 氏
 2009年弁護士登録。ビンガム・坂井・三村・相澤法律事務所入所、2014年10月から2017年3月まで、金融庁監督局において、貸金業法及び資金決済法の運用を所管する金融会社室の法務を担当。その間、仮想通貨交換業に係る事務ガイドラインの策定に関与した他、資金移動業者、前払式支払手段発行者、クラウドレンディング企業等のフィンテック企業の監督業務に従事。201事務所復帰後は、仮想通貨交換業者をはじめとしたフィンテック企業や金融機関へのリーガル面でのアドバイスを提供。  
長瀬 威志 (ながせ たけし) 氏
 2009年弁護士登録、2016年ニューヨーク州弁護士登録。東京大学法学部・University of Pennsylvania Law School卒(LL.M.,Wharton Business and Law Certificate)。2013年金融庁総務企画局企業開示課出向。2015年~2017年国内大手証券会社出向。金融庁・証券会社への出向経験を活かし、ファイナンス、レギュラトリー、フィンテック案件、各国競争法、M&A、危機管理・不祥事対応、知的財産案件等を多数経験している。