第 5132 回

LBOファイナンスの最新実務
―近年の契約実務を中心に―

LIVE配信動画配信
2023年6月2日(金) 13:30~15:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

伯耆 雄介
TMI総合法律事務所 弁護士

講演趣旨

 2022年以降、金融当局によってLBOファイナンスのリスク管理の適正化が求められる一方で、産業界の新陳代謝・経済の活性化を促す資金供給手法として、LBOファイナンス市場の健全な発展に改めて注目が集まっている。このような状況の中、英米のPEファンドによる日本企業への投資の積極化に伴い、大型案件を中心として、日本におけるLBOファイナンスの契約実務にも発展がみられる。
 本講演では、LBOファイナンスに対する金融当局の近年のスタンスを簡潔に概観するとともに、Certain Fundsのコンセプト、セキュリティ・パッケージの考え方、HoldCoローンなどを含めて、LBOファイナンスの最新の契約実務について解説する。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。●本セミナーに会場受講はありません。

講演項目

1. はじめに―LBOファイナンスに対する近年の金融当局の指摘
  (1)金融当局の指摘と動き
  (2)求められる対応
  (3)近年の取組状況
2. 日本における契約実務の発展―概要
  (1)概要
  (2)大型案件におけるドキュメンテーションの変化
3. Certain Funds/Clean-up Default
  (1)概要
  (2)Certain Funds
  (3)Clean-up Default
4. セキュリティ・パッケージ
  (1)概要
  (2)担保提供原則
  (3)保証人カバー比率
  (4)スケジュール
5. Holdcoファイナンス
  (1)基本構造
  (2)メリット/デメリット
  (3)契約の概要
  (4)実務上の留意点
  (5)担保・保証等

講師紹介

 伯耆 雄介 (ほうき ゆうすけ) 氏
 取扱分野はLBOファイナンス/M&A/船舶ファイナンス/宇宙航空/エネルギーなど。
 2011年 3月一橋大学法学部法律学科卒業、2013年 3月東京大学法科大学院修了、2013年 11月最高裁判所司法研修所入所、2014年 12月東京弁護士会登録、2015年 1月TMI総合法律事務所勤務、2020年 9月大手石油・天然ガス開発企業出向、2020年12月King’s College London (Master of Laws in International Financial Law) 修了、2022年 1月TMI総合法律事務所復帰、現在に至る。
 論文 Chambers GLOBAL PRACTICE GUIDES - Acquisition Finance 2022 (Chambers and Partners 2022.05.26)など