第 5147 回

Q&Aで学ぶ副業・兼業の実務対応
-自由な働き方を求める社会のニーズに合わせ-

LIVE配信動画配信
2023年6月9日(金) 9:30~11:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

宇賀神 崇
宇賀神国際法律事務所 代表弁護士

講演趣旨

 自由な働き方を求める社会のニーズが高まり、副業・兼業を推進する動きがすでに始まっています。副業・兼業は、働き手に、スキルアップ、キャリアアップ、自己実現など収入の増加などのメリットをもたらします。またそれだけでなく、企業にも、従業員のスキルアップによる生産性の向上のほか、自由な働き方を求める優秀な従業員をつなぎとめるための重要な施策となります。
 しかし中には、副業・兼業を解禁する必要性を感じていなかったり、必要性を感じていても、副業・兼業の許可手続のあり方、労働時間の通算や健康管理の問題など、労務管理上困難な問題が発生しうるとの懸念から、なかなか踏み出せない企業もまだ多いのが現状です。
 そこで本講演では、副業・兼業の問題を理論実務両面から突き詰めてきた講師が、副業・兼業の実務対応のあり方をQ&A形式でわかりやすく解説します。

補足案内

●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。●本セミナーに会場受講はありません。

講演項目

第1部 副業・兼業の現状
 ・なぜ、いま「副業・兼業」なのか
 ・統計からみる副業・兼業
第2部 副業・兼業の禁止・制限
 ・副業・兼業を「解禁」しなければならないのか
 ・副業・兼業が禁止・制限できるか、禁止・制限できるのはどのような場合か
 ・副業・兼業の許可制の可否、制度構築の実際 など
第3部 副業・兼業者の労務管理
 ・労働時間の通算が必要な場合、不要な場合
 ・労働時間の把握の実務
 ・副業・兼業者の健康管理
 ・副業・兼業者に対する残業命令、配転命令
 ・副業・兼業者の労働保険・社会保険
 ・副業・兼業でのノウハウの活用と情報管理 など

講師紹介

 宇賀神 崇 (うがじん たかし) 氏
 人事労務の実務経験、海外での勤務経験から、副業・兼業を含む自由な働き方の推進を志す。2010年東京大学法学部卒業、2012年東京大学法科大学院修了、2013年弁護士登録、2014~2022年森・濱田松本法律事務所、2016年中国対外経済貿易大学高級ビジネス中国語課程修了、2019年米国ジョージタウン大学LLM修了、2019年香港の法律事務所Gall Solicitors執務、2020年ニューヨーク州弁護士登録。
 著書: 『副業・兼業の実務上の問題点と対応』(商事法務、共著)、『フリーランスハンドブック』『2018年 労働事件ハンドブック』(いずれも労働開発研究会、共著)、『実務中国労働法』(経団連出版、共著)『働き方改革時代の規程集』(労務行政、共著)、『香港 国家安全維持法のインパクト』(日本評論社、共著)ほか多数。