第 5203 回

組合型ファンドの法務徹底解説
-組成から運用に至るまで-

LIVE配信動画配信
2023年9月25日(月) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

伊藤 哲哉
アンダーソン・毛利・友常法律事務所 パートナー弁護士

講演趣旨

 金融取引やM&A、証券等の投資市場では、匿名組合契約、投資事業有限責任組合契約及び海外法のリミテッド・パートナーシップといった組合型ファンドの利用が活発である
 本セミナーでは、組合型ファンドに精通した講師が、その組成や運用における法務等の重要ポイントを述べる。金融商品取引法、不動産特定共同事業法その他の金融規制の概要とともに、契約書のドラフティングやレビューにおいて、特に注意を要する契約条項にも触れる。組合型ファンドの特徴からストラクチャリング、投下資本の回収手段、ファンドの種類なども、初心者にも理解できるように分かりやすく解説する。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。「LIVE配信」に応募されますと、「動画配信」も利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、約3営業日後に配信を開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講演項目

1.組合型ファンドの特徴
 (1)匿名組合契約、投資事業有限責任組合、リミテッド・パートナーシップの主な特徴
 (2)財産の倒産隔離性
 (3)業務執行権限と投資家のモニタリング権限
2.ストラクチャリング
 (1)金融規制
 (2)投資家の範囲
 (3)適格機関投資家等特例業務、不動産特定共同事業法上の特例事業・適格特例投資家限定事業といった特例
 (4)各当事者における許認可
3.流通市場・投下資本の回収手段
 (1)転売制限(法律上の要件と任意の条項)
 (2)ファンド持分が「電子記録移転権利」に該当する場合と該当しない場合
4.ファンドの種類
 (1)期間の定めのあるファンドと期間の定めのない(永久的な)ファンド
 (2)不動産、プライベート・エクイティ、ベンチャーといった投資対象による特徴
5.ファンド契約の主なメカニズムと条項
 (1)組合契約、引受契約、投資家確認事項
 (2)キャピタルコール、複数回クロージング、損益・金銭の分配、競合行為(忠実義務)、等
 (3)サイドレター
 (4)その他の条項

講師紹介

 伊藤 哲哉 (いとう てつや) 氏
 金融取引、M&A、不動産等の商事取引及び金融規制の分野で、20年以上に及ぶ実務経験を持つ。1991年東京大学法学部卒業、93年弁護士登録、97年ワシントン大学ロースクール修士課程(LL.M.)修了、98年ニューヨーク州弁護士登録。
 著述 "Investing in real estate in Japan: control and economic rights over investments in the TMK, TK-GK and J-REIT" " Corporate Real Estate Global Guide "(Practical Law2016)など多数