第 5222 回
海外インフラPPP事業の仕組みと実務上の留意点
~コンセッション契約及びジョイントベンチャー契約を中心に解説~
LIVE配信動画配信
2023年10月23日(月) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
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当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
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月岡 崇 氏
長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士
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杉本 花織 氏
長島・大野・常松法律事務所 カウンセル弁護士
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講演趣旨
海外インフラストラクチャー事業がPPP(Public-Private Partnership)方式で行われる場合、多数の当事者が関与する複雑なスキームとなることが多く、ある関係者間で生じた紛争が他の関係者にも波及したり、プロジェクト全体に深刻な影響を与えたりすることがあります。そのため、各関係者間の契約において将来の紛争を可能な限り予防できるような条項を入れておくことが不可欠です。
また、公共機関と民間事業者の間で締結されるコンセッション契約では、交渉の余地がほとんどなく事業者がリスクの引き受けを甘受せざるを得ない場合も少なくありませんが、事業者はそのようなリスクを建設・O&M委託業者等にどうフローダウンするか、逆に建設・O&M委託業者はフローダウンされるリスクをどうヘッジするかという視点で交渉に臨む必要があります。
さらに、ジョイントベンチャー等を組成して複数企業で事業に参画する場合は、企業間契約(ジョイントベンチャー契約、株主間契約等)の交渉も必要となりますが、PPP事業の特殊性(特に公共機関が出資をする場合)を踏まえた契約条項の作成、交渉が要求されます。
本セミナーでは、PPP事業の仕組みを説明した上で、PPP事業に関する主要契約たるコンセッション契約とジョイントベンチャー契約を取り上げて、どのような点に留意しながら契約条項を作成・交渉していけばよいかを解説します。
補足案内
●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。
講演項目
1. PPPの仕組み
・PPPとは
・PPPの関連当事者
・PPP関連契約
・PPPにおけるストラクチャーの例
2. PPPコンセッション契約
・コンセッション契約とは
・コンセッション契約の主要な条項の内容
・コンセッション契約において事業者側が引き受けるリスク
・事業者側が引き受けるリスクをヘッジする方法
3. PPPジョイントベンチャー契約
・ジョイントベンチャー契約とは
・PPPにおけるジョイントベンチャー契約の特殊性
・PPPジョイントベンチャー契約における民間事業者側のリスクとその対処法
4. 質疑応答
講師紹介
月岡 崇 (つきおか たかし) 氏
日系企業の海外進出支援、特に国際インフラ分野におけるPPP案件やODA案件などを通じた海外事業展開やインフラ輸出支援を手がける。各種案件の経験を経て蓄積したコンセッション契約やO&M(Operation & Maintenance)契約などについての知見をセミナーなどで提供している。また、バンキング(プロジェクトファイナンス、シンジケートローン等)、ストラクチャードファイナンス、証券発行といった国内外のファイナンス取引、金融規制法分野も取り扱う。1999年弁護士登録、2004年米国Columbia Law School卒(LL.M.)、2004-2005年米国Shearman & Sterling法律事務所勤務。
杉本 花織 (すぎもと かおり) 氏
国際インフラ案件(東南アジア、中東、欧州、米国等)や海外紛争案件(国際仲裁・国際訴訟)において、豊富な経験を有する。ENAA(エンジニアリング協会)契約法務部会会員。2007年弁護士登録、2007-2015年ホワイト&ケース法律事務所勤務。2013年University of Pennsylvania卒業(LL.M. with Wharton Business & Law Certificate)。