第 5421 回

再エネ発電事業の売買や出資における留意点
【持分譲渡、GK-TKスキーム及びLPS、トラブル対処法】

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2024年8月22日(木) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

深津 功二
TMI総合法律事務所 パートナー 弁護士

講演趣旨

 FIT後の発電事業も見据えた再エネ発電設備の売買や、再エネ発電事業を行う特別目的会社(SPC)の株式・社員持分の譲渡等といった、再エネ発電事業会社のM&Aが、引き続き多く行われています。また、再エネ発電事業への匿名組合出資や、匿名組合出資持分の取引についても同様です。いずれの取引においても、税務面を含め、それぞれの取引態様のメリット・デメリットをよく把握しておく必要があります。また、対象となる発電設備をめぐる契約上の権利関係や認定、許認可等についてしっかり確認しなければなりません。
 本セミナーでは、再生可能エネルギープロジェクトなど、エネルギー関連案件に豊富な実績を持つ講師が、再エネ発電事業への投資(売買や出資)について、契約上の留意点も含め、実務に則して解説します。

補足案内

●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講演項目

 1. 再エネ発電事業の売買等
  (1)売買、事業譲渡、株式・社員持分譲渡、吸収分割における留意点
  (2)各取引態様の税務(法人税、登録免許税、印紙税等)
  (3)各取引態様のメリット・デメリット
  (4)周辺地域の住民への説明会等
 2. 再エネ発電事業への出資
   ~GK-TKスキーム及びLPS(投資事業有限責任組合)を中心に
  (1)匿名組合出資、GK-TKスキーム、LPSとは
  (2)GK-TKスキーム、LPSの税務
 3. デューディリジェンス: 投資対象となる発電事業の留意点
  (1)土地の権利関係についての留意点
  (2)認定についての留意点
   ①適用される調達価格・調達期間は?
   ②認定の失効・取消
  (3)許認可についての留意点
  (4)既存契約(EPC契約、O&M契約等)についての留意点
 4. 株式・社員持分譲渡契約の留意点
  (1)譲渡実行の前提条件
  (2)表明保証
  (3)売主の義務
 5. 匿名組合契約の留意点
 6. 関連質疑応答

講師紹介

深津 功二 (ふかつ こうじ) 氏
 1988年東京大学法学部卒業、11年の社会人生活を経て、2004年弁護士登録、07年よりTMI総合法律事務所勤務。2014年1月パートナー就任。主な業務分野は、再生可能エネルギープロジェクト、プロジェクトファイナンス等の金融全般、エネルギー関連案件等。
 著書・論文: 「再生可能エネルギーの法と実務」(民事法研究会、2013)、「再生可能エネルギー発電事業のM&A」(電気新聞2017年8月22日~28日)、「脱炭素に向けての世界の動き、日本の動きと法制度」、「脱炭素への企業等の自主的な取組みとそのメリット」、「再エネ電気の調達と環境価値取引」(いずれも、会社法務A2Z(2023年8月))など多数。