第 5561 回
価格転嫁に関連する下請法・優越的地位の濫用・フリーランス法の実務解説
-最新動向を踏まえた一体的な理解を目指して-
LIVE配信動画配信
2025年4月17日(木) 9:30~11:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
地図
電話 03-3639-8858
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当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
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柿元 將希 氏
森・濱田松本法律事務所 外国法共同事業
パートナー弁護士
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講演趣旨
下請法は、中小企業や個人事業主との取引を行う企業にとって避けては通れない規制であるにもかかわらず、その適用関係は複雑であり、これを正確に理解することは必ずしも容易ではありません。
また、近時のコスト増を背景に、公取委・中小企業庁は価格転嫁を促進するツールとして下請法の執行をかつてないほどに活発化させているほか、物流2024年問題を踏まえた優越的地位の濫用規制の執行、フリーランス新法の施行等、中小企業・個人事業主への外部委託を取り巻く情勢は大きな変革期を迎えています。
そこで本セミナーでは、公正取引委員会での執務経験を有する弁護士が、下請法を中心として、優越的地位の濫用やフリーランス法の関連規制もカバーする形で、基本的な規制内容から近時の最新のトレンドまでをカバーする形で解説します。
補足案内
●企業内弁護士を除き、本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。●本セミナーではZoomを使います。応募されますと、「LIVE配信」および「動画配信」の両方が利用できます。●応募後に「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は、キャンセルではなく「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみへの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、3営業日ほどで配信開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。●本セミナーに会場受講はありません。
講演項目
1 はじめに
− 下請法の規制趣旨
− 違反時のペナルティ
2 下請法の適用対象
− 資本金要件
− 委託類型(製造委託・修理委託・情報成果物作成委託・役務提供委託)
3 親事業者の義務
− 書面交付義務
− 支払期日を定める義務
− 書類の作成・保存義務
− 遅延利息の支払義務
4 親事業者の禁止行為
− 受領拒否・減額・返品の禁止
− 返品の禁止
− 買いたたきの禁止
− 不当な経済上の利益の提供要請の禁止
5 下請法以外の規制
− フリーランス新法の施行と規制概要
− 物流特殊指定(優越的地位の濫用)の執行状況・留意点
6 コンプライアンス体制の構築
− 対応方針の決定
− 体制面の構築
− 社内教育・意識醸成
講師紹介
柿元 將希 (かきもと まさき) 氏
公正取引委員会への出向経験を通じて、独占禁止法/競争法全般関する国内外の当局対応を含めた深い知見と多数の経験を有する。また、下請法、景品表示法等の関連分野においても豊富な実績を経験を有するほか、M&Aをはじめとする会社法関連分野全般及び危機管理分野でも助言を行っている。
関連著述: 「外注・業務委託におけるコンプライアンス-下請法を中心に」(ビジネス法務 2024年11月号)