第 5610 回

多様化するファンド契約の最新検討ポイント-令和7年版モデルLPAも踏まえて

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2025年7月29日(火) 13:30~16:30
※本セミナーに会場受講はありません。応募は「LIVE配信」または「動画配信」のどちらかでお願いします※
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電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

大井 修平
TMI総合法律事務所 弁護士 カウンセル

講演趣旨

 本講演では、2025年6月に公表された令和7年版モデルLPA(投資事業有限責任組合契約)を踏まえたファンド組成、契約交渉のポイントを詳述します。
 モデルLPAとして、経済産業省の平成30年版(VC向け)や平成22年版(バイアウト・ファンド等で活用)がありましたが、2025年6月には新たなモデルLPAの公表され、PEファンドを始めとし様々な類型のファンドで広く活用されることが期待されています。また、ファンドの類型毎にその分野に適した契約例を検討する取組みがみられるところです。
 そこで、令和7年版モデルLPAでの主な変更点、PE、VCファンド、オルタナファンドなど各類型毎のファンド組成・交渉に影響を及ぼす点を条項毎に解説しつつ、(モデルLPAの変更点に限らず)組合契約における主要条項について解説します。
 また、契約条項のみならず、タームシート、サイドレターの交渉などファンド組成・投資を実行するために必要な分析・検討・交渉ポイントについても解説します。
 ファンド契約の内容については初歩的・基本的なものからある程度複雑なものまで必要に応じて説明します。

補足案内

●企業内弁護士を除き本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。また反社会的組織の人は参加できません。●本セミナーはZoomで行います。●「LIVE配信」に応募されますと、「動画配信」も利用できます。●応募後のキャンセルはご遠慮ください。開催当日の「LIVE配信」への参加が不都合となった場合は「動画配信」のみのご利用となります。その場合も料金は変わりありません。●最初から「動画配信」のみの応募もできます。●「動画配信」は、セミナー終了後、約3営業日後に配信を開始します。視聴期間は視聴開始から4週間です。

講演項目

1.はじめに-ファンド投資の基本事項
 (1)投資アセットの分類、スキームの仕組み、関連当事者
 (2)ファンドの種類毎のファンド契約の特徴
2.ファンド契約の主要条項と新たなモデルLPAによる変更
 (1)特別有限責任組合員(SLP)
 (2)組合の事業
 (3)組合の存続期間と延長
 (4)組合員の出資
 (5)出資義務の免除及び除外
 (6)投資期間(出資約束期間)
 (7)借入れ並びに債務の保証及び担保権の設定
 (8)利益相反
 (9)共同投資
 (10)諮問委員会
 (11)LPクローバック
 (12)会計・財務諸表等
 (13)組合財産の分配
 (14)GP報酬と費用
 (15)清算
 (16)その他の法令上の手当て
3.サイドレターの交渉ポイント
 (1)サイドレターの意義・目的
 (2)サイドレターの検討項目

講師紹介

大井 修平 (おおい・しゅうへい) 氏
 主な取扱い分野は、金融レギュレーション、投資ファンド、ストラクチャード・ファイナンス、アセットマネジメント。2005年立教大学法学部卒、2013年ロンドン大学クイーン・メアリー卒(LL.M.)、2009年衆議院議員政策担当秘書、2013年ドバイのシモンズ・アンド・シモンズ法律事務所勤務、2014年から2016年まで金融庁監督局証券課課長補佐として勤務し、適格機関投資家等特例業務の制度改正等に携わる。
 VC・PEファンド、不動産ファンドなどオルタナファンドの組成のほか、機関投資家等の投資家側としもファンド契約の交渉、作成に携わる。