第 3545 回

ゲノム医療・遺伝子検査ビジネスの法的諸問題

会場受講
2018年3月7日(水) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

吉田 和央
森・濱田松本法律事務所 弁護士

講演趣旨

 近年、ゲノム医療や遺伝子検査といった医療関連ビジネスが大きく進展してきました。すでに、予防医療や個別化医療、遺伝子治療をはじめとするゲノム医療に加え、遺伝子型に特徴的な疾患リスクや体質に関する情報を提供する消費者向け遺伝子検査サービスが、一般事業者によって提供されています。このようなゲノム医療や遺伝子検査ビジネスを支える、遺伝情報のビッグデータとしての分析、AIの活用、大学や企業との共同研究なども進んでいます。
 一方、例えば遺伝子検査結果を保険審査や査定に利用することが許されるのかなど、新たな分野だけに想定される種々の問題について検討する必要があります。
 本セミナーでは、ゲノム医療・遺伝子検査ビジネスなどの研究を進めてきた講師が、上記の背景を踏まえ、ゲノム医療や遺伝子検査ビジネスを巡る法的諸問題について、最新動向も交えながら解説します。

補足案内

講演項目

1.遺伝子の仕組み、疾病等との関係
2.ゲノム医療の法規制
3.遺伝子検査ビジネスの法規制
4.遺伝子解析におけるビッグデータ・AIの利活用、次世代医療基盤法
5.遺伝子検査と保険

講師紹介

吉田 和央 (よしだ かずお) 氏
 2008年弁護士登録。2012年7月金融庁監督局保険課に出向(課長補佐)、同局総務課、銀行第一課、法令等遵守調査室を併任(~14年6月)。
<遺伝子検査や保険に関する近時の著作>
 「遺伝子検査ビジネスの法的諸問題」NBL1102号、「遺伝子検査と保険の緊張関係に係る一考察-米国及びドイツの法制を踏まえて-」生命保険論集193号、「ゲノム医療がもたらす近未来」(商事法務ポータルSH1499)、「InsurTech(インシュアテック)の本質と法的諸問題についての試論-保険版FinTechの可能性-」金融法務事情2061号、『詳解 保険業法』(金融財政事情研究会)など。