第 3546 回

中小規模M&A・ベンチャー投資のための法務DDの効率的な進め方

~VC・CVCのための法務DDチェックリスト活用法~

会場受講
2018年3月9日(金) 9:30~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

佐藤 義幸
TMI総合法律事務所 パートナー弁護士

講演趣旨

 数千万円から数億円規模の中小規模のM&Aやベンチャー投資の場合、費用抑制のために対象会社に対する法務DD(デューデリジェンス)を疎かにしがちです。しかし、会計上の数字からだけでは対象会社における将来の紛争リスクは見えてきません。さらに、近時ではVC投資における1社あたりの投資金額も大きくなっており、CVC投資では対象企業の不祥事により自社ブランドが毀損されかねないなど、法務DDが不十分では折角の投資が期待外れとなってしまいます。
 そこで本セミナーでは、VCやCVC投資関係者が法務DDを予算内で効率的に行えるようにするために、実際に法務DDの際に使用する資料請求リストやチェックリストを使用して実践的に講演します。なお、本講演受講者には講師から著書『法務デューデリジェンス チェックリスト』が贈呈されます。

補足案内

講演項目

1 なぜチェックリスト?
(1)法務DDの現状
(2)法務DDが抱える問題点
(3)解決策
2 無駄の少ない法務DDのための3 Step
(1)対象会社の価値の源泉の特定
(2)法務DDを実施する目的の再確認
(3)法務DDのスコープ等の決定
3 調査の進め方のコツ
(1)膨大な契約書をどう調査するか?
(2)「無体」の知的財産をどう調査するか?
(3)人事労務はどこまで調査するか?
4 よく発見される法的問題点とその対処法
(1)法務DDあるある
(2)発見された問題点のリスク評価
(3)解決手段・方法のリスク評価
5 質疑応答

講師紹介

佐藤 義幸 (さとう よしゆき) 氏
 京都大学法学部、ニューヨーク大学ロースクール(LL.M)卒業。1994年大阪弁護士会弁護士登録(1997年東京弁護士会登録替え)。2000年西村総合法律事務所(現 西村あさひ法律事務所)に移籍。2003年ニューヨーク州弁護士登録。2005年同事務所パートナーに就任。2017年TMI総合法律事務所に移籍、現在に至る。
<主な著作>
 『法務デューデリジェンス チェックリスト』(マスターピース・2016)、『新しいファイナンス手法(第2版)』(共著)(金融財政事情研究会・2015)、『クラウド時代の法律実務』(共著)(商事法務・2011) 、『知財デューデリジェンス』(商事法務・2010)など