第 3570 回

M&A成功の鍵を握る契約交渉とPMIで失敗しないために

会場受講
2018年4月3日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

石川 智也
西村あさひ法律事務所 弁護士
小林 咲花
西村あさひ法律事務所 弁護士

講演趣旨

 本講演では、買収・統合型のM&A成功の鍵を握る、契約交渉と買収後の経営統合(PMI)について取り上げます。契約交渉のパートでは、サンプルに基づいてM&A契約を条項別に解説した上で、デューディリジェンスの結果をどのようにM&A契約に反映させるのかを解説します。PMIのパートでは、実務的によく問題となる論点を取り上げ、どのようなアレンジがあり得るのかを概観します。
 これから新規にM&Aを検討していこうという方にも、経験はあるがM&Aを遂行するための実務的なポイントを知りたいという方にも役立つ内容となっています。
●本セミナーご参加者には、6枚で1回無料受講できるポイントカードをお1人につき1枚謹呈いたします。

補足案内

講演項目

1.M&A契約の交渉ポイント
・M&A契約の構造
・M&A契約の交渉ポイント
(サンプルに基づいた条項別の解説)
・価格に関する条項
(価格調整、ロックドボックス、アーン・アウト)
2.適切なリスク評価のためのDDとM&A契約への反映
・DDの過程を意識した表明保証・補償条項
・DDの結果の契約への反映方法
・よくDDで問題となる事項とその対処
3.シナジー最大化のためのPMI
・買収した会社の管理の必要性と手法
・買収後の移行期間契約(TSA)のポイント
・組織体制、各種規程、人事、年金、システム等の統合検討時の留意点
・役職員のリテンションプランのメニューと経営委任契約のポイント
・海外企業の買収・PMIにおける留意点

講師紹介

石川 智也 (いしかわ のりや) 氏
 2005年東京大学法学部第一類卒業、2006年弁護士登録(第一東京弁護士会)、2015年バージニア大学ロースクール卒業(LL.M.)、2016年Max Planck Institute for Innovation and Competitionにあるミュンヘン知的財産法センター修了(LL.M.)、同年Noerr法律事務所ミュンヘンオフィス(IP・メディア部門)、2017年ニューヨーク州弁護士登録。M&A、株主提案・委任状勧誘、買収防衛を中心に、企業法務全般を担当。M&A及びデータ法に関する執筆・講演多数。
小林 咲花 (こばやし さっか) 氏
 2006年東京大学法学部卒業、2008年東京大学法科大学院修了、2009年弁護士登録(第二東京弁護士会)、2016年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール卒業(LL.M.)、同在学中に Pircher, Nichols & Meeks Joint Venture Challenge優勝。2012-2013年KDDI株式会社出向(企業戦略部課長)、2016-2017年Norton Rose Fulbright法律事務所ヒューストンオフィス出向(Foreign Legal Advisor)、2016年ニューヨーク州司法試験合格。