第 3581 回

中国における「データセキュリティ及び個人情報保護に関する規制」とその実務対応

会場受講
2018年4月17日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

康 石
森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士(中国律師)

講演趣旨

 2017年6月1日から施行された中国のネットワーク安全法及びその後の一連の付属規定により、中国において新たな「データセキュリティ及び個人情報保護に関する規制」が導入された。同規制には、欧州一般データ保護規制のようにデータ国外移転規制も含まれていて、実務上の重要性が強調されている。しかしながら、このように重要な規制の導入にもかかわらず、規制の実体や実務への具体的な影響が明確ではないとの指摘が関係者からなされている。
 そこで本講演では、中国律師として豊かな経験を持つ講師が、この度、新規に導入された本規制の内容を、従来の規制との比較の中から明らかにしたうえで、実務上への影響並び対応について深く分析し解説する。

補足案内

講演項目

1.データセキュリティに関する主要法令
①直近の立法状況
②従来の主要規定
③従来の主な制度
2.ネットワーク安全法の概要
①重要情報インフラ運営者
②データの国内保存義務及び国外移転規制
③罰則規定
3.実務動向
①直近の法律執行状況
②処罰事例
③FAQ

講師紹介

康 石 (こう せき) 氏
 1997年から日中間の投資案件をメインに弁護士活動を行っている。また、2005年から4年間は、アメリカのニューヨークで、企業買収、証券発行、プライベートエクイティファンドの設立と投資案件等の企業法務案件に従事した。2009年からアジアに本拠地を移し、中国と関係するクロスボーダー取引案件、事業再編、紛争処理、コンプライアンス関連案件を取り扱っている。