第 3637 回

M&A契約の理論と最新契約実務
-「一通りの理解」の一歩先へ。債権法改正も踏まえしっかり解説-

会場受講
2018年6月21日(木) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

粟谷 翔
長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士
松尾 博憲
長島・大野・常松法律事務所 弁護士

講演趣旨

 グローバル競争が激しくなる中、日本企業にとってもM&A取引は経営戦略上欠くことのできないツールとなっています。そのため、事業戦略室や経営企画部門など事業統合やM&Aを担当する実務者が増えてきましたので、関連する契約についても一通りの理解を持つ人が多くなっていると思われます。しかしながら、M&A取引は日々進化・多様化しており、M&A取引関連の法制度も改正が続いていて、その対応が求められています。
 本セミナーでは、M&A取引契約に精通した講師と法務省で債権法改正の立案を担当した講師が、こうした状況を踏まえ、日本でM&A取引に携わる方々、とりわけ、これまでに何らかのM&A取引を経験されたりして、株式譲渡契約等について一通り理解されている方々などを主な対象として、最新の契約実務や、昨年公布された債権法改正が日本におけるM&A取引に与える影響について解説します。
●本セミナーご参加者には、6枚で1回無料受講できるポイントカードをお1人につき1枚謹呈いたします。

補足案内

講演項目

1.M&A契約の基礎のおさらい
(1)M&A取引の類型
(2)M&A契約の基本骨格
(3)M&A取引が対処するリスクと課題
2.債権法改正のインパクト
(1)債権法改正の全体像
(2)M&A契約への影響
(3)事業譲渡・会社分割への影響
3.M&A契約の最新実務
(1)レギュラトリ-・リスクへの対応~競争法リスクを中心に~
(2)表明保証保険
4.国内取引の新潮流(株式対価のM&A)
(1)株式を対価とするM&Aの基礎
(2)産業競争力強化法改正のインパクト
(3)株式交付~会社法改正中間試案における新たな組織再編~

講師紹介

粟谷 翔(あわや しょう) 氏
 M&Aを専門とし、国内・クロスボーダー案件を問わず、幅広い取引の経験を有する。国内だけでなく米国やアジア各国における上場会社を対象とする買収・投資案件について豊富な知見を有するほか、日本企業の海外進出や外国企業の日本進出案件でも多くのクライアントをサポートしている。近著として、『M&A担当者のための独禁法ガン・ジャンピングの実務』(商事法務 2017)、『公開買付けの理論と実務 第3版』(商事法務 2016)。
松尾 博憲(まつお ひろのり) 氏
 一般企業取引・金融取引を幅広く取り扱う。2009~2015年まで法務省民事局付として勤務し、債権法改正の立案作業を担当。『Q&A民法改正の要点 企業契約の新法対応50のツボ』(日本経済新聞出版社 2017)、『Practical金融法務 債権法改正』(きんざい 2017)等、債権法改正に関する著書多数。