第 3709 回

ESG時代におけるSDGs活用戦略
-「ジャパンSDGsアワード」締め切り直前の緊急講義-

会場受講
2018年9月10日(月) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

笹谷 秀光
CSR/SDGコンサルタント
株式会社 伊藤園 顧問
日本経営倫理学会理事、グローバルビジネス学会理事

講演趣旨

 社会・環境・ガバナンスを重視したESG投資のうねりの中で、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)をいかに使いこなすかが各企業にとっての重要課題となっている。SDGsには持続可能な世界に向けた17のゴールが設けられていて、SDGコンパス(企業への導入指針)は、ビジネスチャンスの獲得とリスク管理の両面において、大いに活用されるべきである。
 SDGs普及に向けた政府の取り組みも始まり、SDGsの達成に優れた取り組みを行う企業・団体等を表彰する「ジャパンSDGsアワード」の第1回受賞者が昨年12月26日に発表され、企業では住友化学、サラヤ、吉本興業、伊藤園が受賞した。今年も第2回アワードの募集が始まり9月30日に締め切られる。また、SDGsは、東京五輪・パラリンピックでも調達やイベント運営などで必須であると言える。
 本講演では、ESGやSDGsに長年携わってきた講師が、表彰された上記企業の事例分析などを通じ、ESG時代におけるSDGs活用による新たな共有価値創造戦略を提示する。

補足案内

講演項目

1. ESG投資のうねりとSDGs
・SDGsを導入すべき理由、ESG元年からSDGs実装元年へ
2. CSR再考とCSV
3. 企業へのSDGsの導入―SDGコンパスを使いこなす
・SDGsはCSVとして理解する
4. ジャパンSDGsアワードの分析、SDGsアクションプラン2018の理解
5. SDGs時代の新たな企業戦略

講師紹介

笹谷 秀光 (ささや ひでみつ) 氏
 東大法卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年伊藤園入社、経営企画部長等を経て2010年-2014年取締役。2014年-2018年4月まで常務執行役員CSR推進部長。2018年5月より現職。行政との調整、企業の社会的責任、地方創生など幅広いテーマで講演やコンサルティングに対応。
<主な著書>
 『CSR新時代の競争戦略-ISO26000活用術』(日本評論社・2013年)、『協創力が稼ぐ時代』(ウイズワークス社・2015年)、『経営に生かすSDGs講座』(環境新聞社・2018年)など