第 3349 回
若手金融マンのための融資ノウハウ
-担保契約の実務を中心に-
会場受講
2017年7月7日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
|
|
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
|
江平 享 氏
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士 ニューヨーク州弁護士
|
講演趣旨
平成28事務年度金融行政方針では、金融仲介機能の質の向上に向けて「事業性評価」に基づく融資が促されており、その一手法である動産・債権担保融資(ABL)が活発になっています。また、買収ファイナンスやプロジェクトファイナンスといった比較的新しい融資形態では、さまざまな資産に複雑に担保設定することが必須となります。このように、融資実務において担保は引き続き重要になりますが、複雑で多様な担保契約の仕組みやそこに潜む様々な落とし穴を正確に理解するのは、必ずしも容易ではないかもしれません。
そこで本セミナーでは、担保契約実務に精通している講師が、若手金融マンにとって必須の融資ノウハウである担保契約の実務を伝授します。すでに実務経験をお持ちの方にとっても、知識の整理と気付きのためのよい機会となるよう、基礎から応用まで、債権法改正などの近時の動きにも触れつつ、わかりやすく噛み砕いて解説します。
補足案内
講演項目
1. 基本的概念
~シンジケートローン・劣後ローンでの担保活用手法等~
2. 担保契約書の検討
~担保契約の各条項に隠された深い意味と落とし穴等~
3. 担保目的物毎の検討
~各資産に特有の担保設定・対抗要件具備方法や留意点等~
4. 質疑応答
講師紹介
江平 享 (えひら あきら) 氏
国内外におけるバンキング、ストラクチャードファイナンス、買収ファイナンス等の金融取引と、金融規制・コンプライアンスを専門とする。1996年東京大学法学部卒業。1996年~1998年㈱日本長期信用銀行(当時)勤務。2002年弁護士登録。2007年Columbia Law School (LL.M.)卒業。2007年~2008年ロンドンのAllen & Overy LLPにて執務。2012年1月~12月金融庁検査局総務課専門検査官。公認不正検査士(CFE)。
<主な著書・論文>
『Q&A 金融行政方針がよくわかる講座』(きんざい、2017年)(編著)、『JAバンク法務対策200講』(金融財政事情研究会、2017年)(共著)、『中小企業の事業性評価と新規融資のタネ』(金融財政事情研究会、2016年)(監修)、『銀行のグループ経営』(金融財政事情研究会、2016年)(編著)、『銀行員のためのコンプライアンスガイド』(第二地方銀行協会、2015年)(共著・監修)、「Security trust and parallel debt - how to create security in Japan for a group of creditors」(Euromoney Asia-Pacific Capital Markets Handbook、2010年)等。