第 3766 回

新しい金融検査・監督と金融機関の諸課題

会場受講
2018年11月8日(木) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

江平 享
森・濱田松本法律事務所
パートナー 弁護士

講演趣旨

 2018年6月29日、金融庁は、「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」を確定し公表しました。その後、金融庁の組織再編が実施され、コンプライアンス・リスク管理等の個別分野に関する基本方針も公表されるなど、金融庁が進めてきた検査・監督改革の総仕上げが行われています。今後は昨事務年度の金融レポートや平成30事務年度金融行政方針が公表され、来年には金融検査マニュアルが廃止される予定です。
 本セミナーでは、これまでの金融行政改革の展開を振り返った上で、金融庁の各種方針の意図・背景やそれらに基づく今後の金融検査・監督の姿と金融機関の諸課題について検討します。

補足案内

講演項目

1.金融行政改革の展開
~金融行政改革の歴史と到達点を検討~
2.検査・監督基本方針
~検査・監督基本方針を受けた金融機関の変革について検討~
3.コンプライアンス・リスク管理
~コンプライアンス・リスク管理基本方針の考え方について検討~
4.金融レポート・金融行政方針と金融機関の諸課題
~開催日までに金融庁から公表される文書を踏まえつつ、参加者の皆様の顔ぶれに応じたテーマを選択予定~

講師紹介

江平 享 (えひら あきら) 氏
 金融規制・コンプライアンスと国内外の各種金融取引を専門とする。特に、許認可、不正・不祥事、金融・証券検査等の当局対応を得意とする。1996年東京大学法学部卒業、96年~98年日本長期信用銀行(当時)勤務、2007年コロンビア大学ロースクール卒業、07年~08年ロンドンのAllen & Overy出向、12年1月~12月金融庁検査局総務課専門検査官。公認不正検査士。
<主な著書・論文>
 「新しい検査・監督基本方針案と金融機関の在り方」(金融法務事情 No.2083、2018年)、「Legal 500 Banking & Finance」(The In-House Lawyer、2018年)、「平成29事務年度金融行政方針」(REGULATIONS2018年12月号)、『銀行のグループ経営』金融財政事情研究会16年(編著)等。