第 3805 回

不動産リーシング担当者のためのIFRS第16号「リース」

会場受講
2018年12月19日(水) 9:00~11:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

本吉 進
Mazars WB 監査法人
シニアマネージャー 公認会計士

講演趣旨

 昨今、日本の上場企業にもIFRS(国際財務報告基準)の適用会社が増加しています。このことは、不動産物件のテナント顧客、しかもその中でも相対的に優良な企業がIFRS適用会社であることを意味します。そのような中、2019年から新たな基準である第16号「リース」の適用が開始されます。この基準は、将来のリース期間に支払うリース料の現在価値を負債に計上することを通じて、テナント顧客の財務数値に多大な影響を与えることとなります。
 本講演では、大手不動産デベロッパーのIFRS導入支援などの実績を持つ講師が、上記のような環境下で今後のリーシング担当者が知っておくべきリース会計のエッセンスをわかりやすく解説します。

補足案内

講演項目

1. IFRSの概要
(1)IFRSとは?
(2)日本企業へのIFRS適用状況~東証時価総額の過半へ
(3)リーシング担当者のパラダイムを変える
2. IFRS16「リース」の概要
(1)IFRS16「リース」とは?
(2)テナントの決算書がこうなる~負債が2兆円増える事例
(3)リーシングという仕事のパラダイムが変わる
(4)テナントのビヘイビアが変わる
3. 借手(テナント顧客)の処理の概要
(1)「リース負債」と「使用権資産」の計上ロジック
(2)「リース料」とは?
(3)「リース期間」とは?
(4)「割引率」とは?
4. リーシング担当者としての付加価値を
5. 今後のリース会計について
6. まとめ

講師紹介

本吉 進 (もとよし すすむ) 氏
 公認会計士。1999年にセンチュリー監査法人(現・EY新日本有限責任監査法人)の大阪事務所に入所。電鉄業・製造業・貸金業・建設業等の多様な業種の法定監査を経験した後、IT内部統制評価の専門部署での経験を経て、2007年に東京事務所に移籍。その後は一貫してREITを中心とする不動産ファイナンス関連の監査・上場支援に従事するとともに、大手不動産デベロッパーのIFRS導入支援や上場AM会社の内部統制構築支援にも深く関与した。2017年にフランス拠点の国際会計事務所であるMazarsグループに合流、現在シニアマネージャー。システム監査技術者、証券アナリスト協会検定会員、不動産証券化協会認定マスター等も保有。