第 3817 回

AIを活用し経理業務を「データサイエンス業務」に変革するためのポイントと実務
-経理人材が今後目指すべき方向性を提示-

会場受講
2019年1月15日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

原 幹
株式会社クレタ・アソシエイツ 代表取締役
公認会計士 税理士 公認情報システム監査人(CISA)

講演趣旨

 人工知能(AI)がビジネスの現場において活用機会を拡大している。そのため、巷間には「AIが人間の仕事を奪う」と心配する声がある。特に経理業務はAIに置き換えやすいと言われているので、近い将来に経理人材はAIに駆逐されてしまうのかと懸念する人も多い。しかし、むしろこの機を前向きにとらえ、高速・正確に処理するAIの能力を経理業務にいかに活用すべきかを真剣に考える時期が到来していると考えるべきであろう。
 本講演では、会計・IT領域において20年以上に亘るコンサルティング経験を有する講師が、まず、なぜいまAIが注目されるのかを述べ、次に経理部門へのAI活用事例などを紹介する。さらに、AIと共存しつつ経理業務を「データサイエンス業務」に変革するためのポイントと実務並びに今後の展望を解説する。

補足案内

講演項目

1.AIの進化と現在
(1)AIの歴史と機械学習の進化
(2)なぜいまAIが注目されるのか
(3)AIの活用領域と先進事例
2.AIと経理業務の関係
(1)経理業務におけるAIの活用機会
(2)経理業務とAIの相性
(3)不正検知へのAIの活用事例
(4)監査領域へのAIの活用事例
3.経理業務にAIを活用するためのポイント
(1)AIを経理業務に適用しやすい領域、しにくい領域
(2)AIの業務リスクと対処方法
(3)クラウド会計におけるAIの主要な機能とメリット
(4)経理業務におけるAIの活用事例
4.「データサイエンス業務」に進化する経理業務
(1)経理業務の本質とAIの適用可能性
(2)経理人材が今後目指すべき方向性
(3)習得するべき知識領域と情報ソース
(4)経理人材からデータサイエンス人材への変革

講師紹介

原 幹 (はら かん) 氏
 外資系大手監査法人にて会計監査や連結会計業務のコンサルティングに従事。ITベンチャー、ITコンサルティング会社を経て2007年に独立。「経営に貢献するITとは?」というテーマをそのキャリアで一貫して追求し、会計・IT領域の豊富な経験を生かしたコンサルティングやアウトソーシングに20年以上に亘り従事。ベンチャー・IT企業を中心にユーザー視点での支援に携わるほか、ベンチャー企業の社外監査役を歴任し、ガバナンスの知見も持つ。
<著書>
 「『クラウド会計』が経理を変える!」「ITエンジニアとして生き残るための会計の知識」など。