第 3831 回

デリバティブ・ドキュメンテーションの法律問題
-ISDAなどの標準契約書をレビューする際の留意点-

会場受講
2019年1月31日(木) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

片山 達
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー弁護士

講演趣旨

 デリバティブ取引をヘッジ目的または投資目的で行うユーザーは、ディーラーが作成する契約書をレビューする立場にありますが、デリバティブ・ディーラーの業界団体が作成する契約書により、デリバティブ・ドキュメンテーションの標準化が進んでいます。ですから、ユーザーには、デリバティブ・ドキュメンテーションに関する法務や実務について十分かつ最新の知識が必要です。
 本セミナーでは、ユーザーの立場に立って、ISDAをはじめとする標準契約をレビューするうえで知っておくべき法律上の論点について説明します。まず、取引相手方の信用リスクを管理する観点から契約書の基本的な構造等を紹介し、次に、デリバティブ取引規制と当事者の地位確認や個別取引に関する論点を解説します。

補足案内

講演項目

1 デリバティブ・ドキュメンテーションの基礎知識
 規制の枠組み、契約の構造、取引の有効性
2 取引相手方の信用リスク管理
 信用リスクの評価、スケジュールによる信用管理、一括清算、担保
3 店頭デリバティブ規制改革
 規制対象、当事者の属性の判定、非清算取引の証拠金規制、ステイ
4 その他の論点
 相殺、税務リスクの分配、マイナス金利、準拠法など

講師紹介

片山 達 (かたやま たつ) 氏
 International Bar Association Capital Markets Forum Co-Chair (2015-2016)。国際金融、資本市場、ストラクチャード・ファイナンス、アセット・ファイナンス、デリバティブ取引などの案件を専門とする。1985年3月東京大学法学部卒業、1987年4月弁護士登録。第二東京弁護士会、ニューヨーク州弁護士会所属。