第 3838 回

データコンプライアンスに関わる内外の新潮流と法的対応のための実務
~GDPRと個人情報保護法の比較の視点から~

会場受講
2019年2月7日(木) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

早川 真崇
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
シニアパートナー 弁護士
松岡 史朗
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
オブ・カウンセル 弁護士

講演趣旨

 近時では、大量のデータを収集・分析し、マーケティング活動を行うビジネス形態がすでに一般化しています。中でも、位置データ、購入記録などの高価値なデータの利活用が進んでいます。他方、グローバルなデータ保護法制に目を向けると、相次ぎ個人情報漏えい事件が発生し、大きな社会問題となったことが契機となり、EUの一般データ保護規則(GDPR)を始め、各国の規制が厳格化する傾向にあります。
 本セミナーでは、企業に求められるデータコンプライアンスなどへの法的実務対応について、最新情報を交え解説します。また、GDPRと日本の個人情報保護法とを比較しながら、わが国企業が実施すべき法的実務上の対応についても考察します。
 なお、本講演では、企業内弁護士を除き、ご同業の応募はご遠慮願います。
●本セミナーご参加者には、6枚で1回無料受講できるポイントカードをお1人につき1枚謹呈します。

補足案内

講演項目

1.総論編
(1)データ活用とコンプライアンス
(2)データ活用の局面と関係法令
(3)社内でのデータ活用とコンプライアンス
(4)社外とのデータのやり取りを伴う場合のコンプライアンス
(5)ビッグデータの収集・活用に当たっての法的留意点(チェックポイント)
2.各論編
(1)GDPRと個人情報保護法の規制内容の比較
(域外移転、域外適用、同意、匿名化、第三者提供、委託)
(2)情報漏えいへの対応
(GDPRと個人情報保護法との相違点の解説及びGDPRの72時間ルールに対応するための体制整備)
3.質疑応答

講師紹介

早川 真崇 (はやかわ まさたか) 氏
 1999年東京大学法学部卒業、2000年~14年検事。06年~07年ワシントン大学ロースクール客員研究員、08年東京地検特別捜査部、08年~11年法務省刑事局総務課、14年弁護士登録。企業不祥事対応などのクライシス対応、グローバル/国内の内部通報制度の構築・運用に関する助言などの平時のリスクマネジメント・グローバルコンプライアンスを取り扱う。一方、一般社団法人人工知能ビジネス協会(通称:AIB協会)の理事・運営委員会として、AIやデータを活用したビジネスの創出・推進を支援。
松岡 史朗 (まつおか ふみあき) 氏
 2005年京都大学法学部卒業、15年南カリフォルニア大学LL.M、16年ボストン大学LL.M in Taxation、06年弁護士登録。GDPR、中国サイバーセキュリティ法及び日本の個人情報保護法などの各国の個人情報に関する法令への対応サポート並びに国際税務に関し助言。