横山 公一 氏 ペーパーロジック株式会社　代表取締役 公認会計士　税理士

　ITを活用したペーパーレス化は働き方改革の切り札の一つであり、政府も国策として日々、その規制緩和領域を広げています。紙文書の多い不動産業界でも、不動産テックによる業務効率化の第一歩として、ペーパーレス化は進みつつあり、対面による紙の契約書の交換などが必要なくなっています。更に、〝紙による〟不動産売買や金消契約で必要だった印紙税の納付も、ペーパーレス化した電子契約では要求されません。
　本講演では、フィンテックを活用して会計・税務・法律分野の生産性向上に尽力している講師が、その経験と知見に基づき、不動産ビジネスを変える、ペーパーレス化という不動産テックの効用について解説します。

1. デジタル化における我が国の現状

2. デジタル化を巡る法規制の概要

3. 経理・法務での留意事項

4. 不動産テックとデジタル化

横山 公一 (よこやま こういち) 氏

　1991年監査法人トーマツに入所し、監査業務、株式公開支援業務、関与先のABS発行の会計税務等を担当。1999年に青山綜合会計事務所を創業し、代表パートナーとして同社を取扱いファンド数1500、管理金額4兆円まで成長させ、金融特化型会計事務所としては国内最大手にまで成長させる。ファンド管理のスペシャリスト。
　現在は、国策・規制緩和分野である電子化・ペーパーレス化のフィンテック分野に会計・税務・法律の知見、ネットワークを投入し、我が国の生産性向上に資するため邁進している。産業能率大学 客員教授、一般財団法人日本情報経済社会推進協会 電子契約ワーキンググループ委員。

＜著書＞

　『オフィスの生産性革命!電子認証ペーパーレス入門 』（TCG出版 2018.10 ）など