第 3965 回

機関投資家が運用収益を出せる金融商品会計
-会計上、あとで思わぬ損がでないようにするために-

会場受講
2019年7月5日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

岡本 修
合同会社新宿経済研究所
代表社員社長 公認会計士

講演趣旨

 長引く超低金利政策により、金融機関などの機関投資家は運用難が続いています。そのため、資金運用セクションは、単に債券を購入だけでなく、デリバティブやファンドを活用するなど、運用の幅を広める工夫をし、何とか利益を出そうとしています。ただ、その際、金融商品会計をよく考慮しないで行うと、折角運用に努力したにもかかわらず、会計上、あとで思わぬ損につながる可能性があります。
 本セミナーでは、みずほ証券の債券部門にて9年間、金融機関の債券運用のサポートに従事した実績を持つ講師が、「運用のプロフェッショナル」である機関投資家が研究すべき高度な投資戦略と金融商品会計との関係を紹介し、パフォーマンスが更に向上する方法を伝授します。なお、最新の規制動向を織り込む都合上、講演内容が一部変わることもあります。

補足案内

講演項目

1.金融商品会計と金融規制
(1)金融商品会計とは?
(2)有価証券会計の基礎
(3)金融商品会計とバーゼル規制
2.ファンドとデリバティブの基礎
(1)デリバティブとは?
(2)ファンド投資とは?
(3)機関投資家と有価証券
3.デリバティブ会計
(1)デリバティブ会計の基本
(2)ヘッジ会計を使いこなす
(3)複合金融商品会計
4.ファンド投資戦略の会計
(1)ファンド投資の種類
(2)信託の会計
(3)投資信託の会計

講師紹介

岡本 修 (おかもと おさむ) 氏
 1998年慶応義塾大学商学部卒業、国家公務員採用一種試験(経済職)合格。2000年中央青山監査法人入社。2002年朝日監査法人(現・有限責任あずさ監査法人)入社。2004年公認会計士開業登録。2006年みずほ証券入社。9年間、債券営業セクションにて金融機関を中心とするソリューション営業に従事。2015年、金融商品会計と金融規制に特化したコンサルティング・ファームの合同会社新宿経済研究所を設立、現在に至る。
<主な著書>
 『金融機関のための金融商品会計ハンドブック』(東洋経済新報社、2012年)、『外貨建投資・ヘッジ戦略の会計と税務』(中央経済社、2015年)、『ファンド投資戦略の会計と税務』(中央経済社、2017年)、『デリバティブ投資戦略の会計実務』(中央経済社、2017年)、『すらすら金融商品会計』(中央経済社、2018年)等多数