第 3969 回

ベンチャー・スタートアップ投資契約の徹底解説

会場受講
2019年7月9日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

龍野 滋幹
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー弁護士

講演趣旨

 ベンチャー企業、スタートアップ企業は、従来のインターネット・モバイル分野から、さらに近時ではヘルスケアや、FinTech、IoT、VR(バーチャル・リアリティ)、AI、ロボットの技術系ベンチャーなど、多くのビジネス領域において目覚ましい革新をもたらしています。これらベンチャー企業、スタートアップ企業への投資は、ファンドなどに加え、事業会社がCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)などを通じて投資しつつ事業提携等を同時に行うケースも目立って増えてきています。
 ところが、投資において締結される投資契約、株主間契約、事業提携契約における規定ぶりを見てみると、各規定の内容への理解が表層的であるがゆえに定型的な文言の羅列のみで終わっていて、当該案件に即した対応ができておらず、実際には全く機能しない契約内容になってしまっている案件が残念ながら少なからずあるのが実情です。
 本セミナーでは、多くのベンチャー投資案件を投資側・ベンチャー側の双方で取り扱っている講師が、ベンチャー・スタートアップ投資契約の各条項について、一般的なご説明にとどまることなく、実務で実効性をもっていかに有効に機能させるかの観点から一歩踏み込んで、ベンチャー投資の実務において理解しておくべきポイントについて解説いたします。

補足案内

●本セミナーはご同業の受講を遠慮いただく場合があります。

講演項目

I. ベンチャー・スタートアップ投資の方法
(1)ベンチャー・スタートアップ投資のタイプ
(2)ベンチャー・スタートアップ投資の方法
II. ベンチャー・スタートアップ投資にかかる契約の徹底整理
(1)投資契約・株主間契約の全体像
(2)投資契約・株主間契約のポイント
(3)投資契約・株主間契約において、特に留意すべき条項

講師紹介

龍野 滋幹 (たつの しげき) 氏
 2000年東京大学法学部卒業。2002年弁護士登録(第二東京弁護士会)、アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所。2007年米国ニューヨーク大学ロースクール卒業(LL.M.)。2008年ニューヨーク州弁護士登録、2007年から2008年にかけてフランス・パリのHerbert Smith法律事務所にて執務。2014年11月から東京大学大学院薬学系研究科・薬学部「ヒトを対象とする研究倫理審査委員会」審査委員。M&A、ジョイント・ベンチャー、ファンド組成・投資や会社法及び知的財産権取引その他の企業法務全般を取扱い、VCファンドやベンチャーの顧問を務めるなど、多くのベンチャー投資案件を投資側・ベンチャー側の双方で取り扱っている。
 「M&A実務担当者養成講座(全4回)~ 課題ワークを通じて現場で役立つノウハウを習得 ~」「不祥事対応の最新実務~初動対応、AI等を用いた近時の調査手法から危機予防体制の構築まで~」「事業承継M&Aの重要ポイント」、「事業会社のCVC組成と投資に係わる法務面のポイント整理-各種法規制から、有力投資先選定のノウハウやパラレル投資手法まで-」、「カーブアウト型M&Aの法的実務」、「クロスボーダーM&Aの法務」、「ライフサイエンス業界に特有の法的留意点」、「ポストM&Aにおいて買収会社の運営を成功させるために~M&A契約における対応からグループ会社管理のポイントまで~」、「ジョイント・ベンチャー契約の理解と応用~アジア諸国等新興国への進出に際してのジョイント・ベンチャーの利用を見据えて~」、「新ファンド規制を踏まえた投資事業有限責任組合の組成の実務と法務」など講演も多数。