第 3976 回

海外PEファンドへの投資に関して投資家が理解しておくべき法務上の留意点

会場受講
2019年7月16日(火) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

安部 健介
森・濱田松本法律事務所 パートナー 弁護士
下瀬 伸彦
森・濱田松本法律事務所 カウンセル 弁護士

講演趣旨

 日本の金融機関・事業会社による海外PE(未公開株)ファンドへの投資が近年拡大している。かかる投資にあたっては、投資契約の内容を理解し、それぞれの投資家の実情をふまえたファンド側との交渉が求められるが、投資契約は複雑かつ分量が多く、この種契約に特有の概念が多数使用されるため、理解が容易ではない。
 本セミナーでは、海外のPEファンドへの投資に豊富な経験を有する講師が、これらのファンドへの投資を検討されている機関投資家等を念頭において投資契約の基本的構造と投資家の実情をふまえた交渉のポイントを分かりやすく解説する。加えて、機関投資家のみならず海外PEファンドの販売、管理、分析等に関与されている事業者・専門家も対象として、ファンドの投資勧誘・運用にあたっての日本法上の規制についても詳述する。

補足案内

●本セミナーご参加者には、6枚で1回無料受講できるポイントカードをお1人につき1枚謹呈します。

講演項目

1.PEファンドの特徴
2.リミテッドパートナーシップ契約
①出資・キャピタルコール・借入
②ファンドの運営
③投資
④分配
⑤地位の変動
3.その他の投資の際の契約、目論見書
①サイドレター
②引受契約(Subscription Agreement)
③目論見書(Private Placement Memorandum)
4.投資に際しての日本法上の検討事項
①金融商品取引法(勧誘、投資運用規制等)
②独占禁止法・銀行法
③犯罪収益移転防止法

講師紹介

安部 健介 (あんべ けんすけ) 氏
 東京大学法学部卒業、ヴァージニア大学ロースクール修士号取得。PEファンドへの投資関連法務、エクイティ・デット証券のオファリング等のキャピタルマーケット業務、コンテンツ投資等のエンタテインメント法務に豊富な経験を有する。外資系証券会社の法務部に出向経験を有し、一種証券外務員の資格を保持する。
下瀬 伸彦 (しもせ のぶひこ) 氏
 一橋大学法学部、東京大学大学院法学政治学研究科専修コース修了、ワシントン大学ロースクール修士号取得。ユニットトラストやパートナーシップ等、様々な形態の国内外のファンドについてファンド側と投資家側の双方で関与した多数の経験を有する。国内の証券会社および銀行に出向し、投資関係業務に従事した経験を有する。