第 3986 回

ESGやサステナビリティに配慮した企業経営と情報開示の在り方
~グローバルな動向を紹介するとともにESGへの投資家の期待を踏まえ~  

会場受講
2019年7月29日(月) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

田原 英俊
PwCあらた有限責任監査法人
サステナビリティサービス ディレクター

講演趣旨

 近年、国連から持続可能な開発目標(SDGs)が発表されたり、パリ協定で環境への配慮が求められるなど、持続可能な社会の発展に向け、国際社会からの企業への期待がますます高まり、コーポレートサステナビリティへの長期的な取り組みが企業経営の上で不可欠となっています。また日本国内においても、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によるESG投資の拡大により、ESG・非財務情報開示を通じた企業と投資家とのコミュニケーションがさらに深まることで、中長期的な視点でのリスクの低減と機会の獲得が期待されています。
 本セミナーでは、現在、企業へのESG経営へ向けた対応要請が急激に高まる中、まず、ESGとは何かを理解する上で重要な企業のサステナビリティについて解説し、次にESG・サステナビリティの観点から企業がどのように取り組むべきかを詳述します。

補足案内

●本セミナーへのご同業の応募はお受けできない場合があります。

講演項目

1.ESG・サステナビリティとは
1-1 CSR(企業の社会的責任)からコーポレートサステナビリティへ
1-2 コーポレートサステナビリティとは
1-3 サステナビリティに関するグローバルな枠組み・スタンダード(GRI、SASB、IIRC、TCFDなど)
1-4 SDGsとは
2.ESG投資を取り巻く現状
2-1 ESG投資の現状
2-2 ESG格付け(MSCI、RobecoSAM、FTSE、Sustainalytics、Oekomなど)
2-3 ESG投資を取り巻く日本企業の現状
3.企業のサステナビリティの取組みの現状
3-1 サステナビリティに対する日本企業の意識の変化
3-2 サステナビリティマネジメント・情報開示における日本企業の現状
3-3 グローバルな先進事例紹介
4.企業のサステナビリティにおける今後の課題
4-1 統合報告から統合思考・統合マネジメントへ
4-2 非財務情報開示のスタンダードの今後の展開

講師紹介

田原 英俊 (たはら ひでとし) 氏
 PwCにて自動車、食品、化学、通信、など幅広い産業におけるサステナビリティに関する戦略立案、情報開示、格付けなどのコンサルティングを担当。企業の中長期的な社会環境課題における重要課題の特定とそれに基づくKPIの策定、グローバルなサステナビリティ評価(格付けなど)を活用したマネジメントや情報開示向上支援に数多く携わっている。大阪大学工学修士(土木工学)、英国インペリアルカレッジロンドン理学修士(環境政策/環境技術)